『ジョーカー』国内ランキング4週連続No.1、『スパイダーマン』以来17年ぶり ─ 世界興収900億円突破、大ヒットさらに拡大中

DCコミックス原作、“狂気の犯罪王子”の誕生譚を描く映画『ジョーカー』が、日本国内の興行収入ランキングで4週連続No.1に輝いた。日本において、アメコミ映画が4週連続で首位を獲得するのは、サム・ライミ版『スパイダーマン』(2002)以来、なんと17年ぶりの快挙となる。
2019年10月4日(金)に劇場公開されるや、爆発的な快進撃を続けている『ジョーカー』は、公開4週目を迎え、10月27日(日)までに観客動員数240万3,682人、興行収入35億3,379万6,650円を記録。ヴェネツィア国際映画祭で最高賞に輝くなど、早くから海外では高評価を得ていた本作だが、いよいよ日本国内におけるアメコミ映画の興行史にも名を残すことになりそうだ。
また米Box Office Mojoによると、2019年10月27日(米国時間)で、本作の世界興収は8億4,908万ドル(923億386万円)に到達。内訳は米国興収2億7,758万3,522ドル、海外興収5億7,150万ドルとなっており、25~27日の3日間で、全米では新たに1,890万ドル(20億5,461万円)を稼ぎ出した。(※1ドル=108.72円換算)。
『デッドプール』シリーズを超えてR指定作品の歴代記録を更新した『ジョーカー』に、ワーナー・ブラザースのトビー・エメリック会長も祝福のメッセージを送っている。
「『ジョーカー』の全フレームに明らかな、トッド・フィリップスによる大胆かつクリエイティブなビジョンに匹敵するものは、このアイコニックなキャラクターに対するホアキン・フェニックスの比類なき解釈のみでした。彼らと、この映画に携わった全員が生み出したものは、確かに世界中の観客の心に届いたのです。(『ジョーカー』が)桁外れの水準に到達したことについて、彼らと、それからDCの仲間をお祝いします。それから個人的に、この映画を送り出したワーナー・ブラザースのチーム全体にもお祝いを言いたいと思います。」
なお本作には、日本国内でもリピーターが次々に増殖中。「3回目を観てきました。観れば観るほど発見があるし、3回観て、やっと落ち着いて観られるようになった」との声もあれば、本作でジョーカーを知ったという層からも引き続き高い満足度を示している。奇しくも大ヒット中にハロウィンを迎えるにあたって、10月26~27日の週末には、「今年のハロウィンはジョーカーだらけ」「電車で隣にジョーカーが座っていた」などと、早くも“笑いの仮面をかぶった”コスプレの目撃談も確認されている。くれぐれもハロウィンは節度を守って、うっかり革命を起こしてしまったりしないように…!
映画『ジョーカー』は2019年10月4日(金)より全国公開中。
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Source: Business Wire