『ジョーカー』世界興収5億4,000万ドルを突破、ホアキン・フェニックス史上最高記録を樹立 ─ 10億ドル達成の可能性も浮上

ホアキン・フェニックス主演、2019年10月4日(金)に日米で公開されるや世界各国で人気を博している映画『ジョーカー』が、早くも全世界興行収入5億ドルの大台を突破した。
米Box Office Mojoによると、2019年10月13日(米国時間)時点で『ジョーカー』の米国興行収入は1億9,272万8,787ドル、海外興行収入は3億5,120万ドル。両数値を合算した全世界累計興収は5億4,392万8,787ドルとなっている。この成績は事前の予想を上回るもので、この勢いでの推移を継続すれば、10億ドル達成もありうる状況だ。
そのほか報道によれば、米国では公開後2度目の週末となった10月11~13日の3日間で5,500万ドルを稼ぎ出し、2週目の週末成績として『ゼロ・グラビティ』(2013)の4,310万ドルを破って新記録を樹立。調査によると、米国の観客層は、全体の37%が25歳以上の男性で、25歳以下の男性・25歳以上の女性がともに25%、そして25歳以下の女性が12%という内訳だという。
また米国以外の海外諸国では、2度目の週末成績として79市場で1億2,370万ドルを達成。新たに公開されたフランスでは1,030万ドルの初動成績を記録し、これは2019年にフランスで公開されたワーナー・ブラザース作品で最高の数字となった。また、フランスにおけるDC映画のオープニング成績としては『ダークナイト ライジング』(2012)に次いで史上第2位となる。なお、同じく新たに封切りを迎えたドイツでは930万ドルという成績となった。
すでに『ジョーカー』は、ヨーロッパ圏で『LOGAN/ローガン』(2017)や『ジャスティス・リーグ』(2017)、『ワンダーウーマン』(2017)を超える興行成績を達成。アジア圏では同じく『LOGAN/ローガン』や『ダークナイト』(2008)、ラテンアメリカでは『ジャスティス・リーグ』『ワンダーウーマン』、そして『ヴェノム』(2018)をしのぐ成績となっている。海外各国で優れた成績を示しているのは、イギリスの3,690万ドル、メキシコの2,890万ドル、韓国の2,800万ドル、ロシアの2,040万ドル、ブラジルの1,800万ドルだ。
『ジョーカー』は早くもホアキン・フェニックス出演作品史上最高の成績を達成(過去最高記録は2000年『グラディエーター』の4億6,050万ドル)。トッド・フィリップス監督作品としては『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』(2011)の5億8,670万ドルに次いで史上第2位となっている。
映画『ジョーカー』は2019年10月4日(金)より全国公開中。
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Sources: Deadline(1, 2), Box Office Mojo, IndieWire