『ジョーカー』続編が正式始動、タイトルと脚本表紙が公開 ─ ホアキン・フェニックス、続投

2019年に大ヒットを記録したホアキン・フェニックス主演のDC映画『ジョーカー』続編が正式に始動していることがわかった。監督のトッド・フィリップスは、続編脚本の真っ赤な表紙と、ジョーカー役ホアキン・フェニックスが咥え煙草で脚本を読む姿を撮影した写真を公開している。
この投稿をInstagramで見る
監督が公開した脚本表紙には、2022年5月18日の日付と、脚本続投となるスコット・シルヴァーの名前、および『Joker: Folie à deux』とのタイトルが印字されいる。『Folie à deux』とはフランス語で「二人狂い(Madness for Two)」という意味。「感応精神病」の意味もあり、ひとりの妄想がもうひとりに感染し、同じ妄想や狂気を共有してしまうことを指す。
このことから続編では、ジョーカーの他にもうひとりのキーパーソンが登場するものとみられる。ジョーカーの相手として思い浮かべやすいのは、バットマン/ブルース・ウェインがある。「感応精神病」ということであれば、ジョーカーの狂気が伝染してパートナーのヴィランとなったハーレイ・クインも考えられる。あるいは映画オリジナルのキャラクターかもしれないし、もしかすると観客自身のことを指しているのかもしれない。
映画『ジョーカー』は、従前のDC映画ユニバースに属さない独立した世界観のもと、独自の作風が評価され社会現象的ヒットを記録。続編の噂はたびたび聞こえてきたが、監督やホアキンは否定してきていた。いわゆるアメコミファン以外の観客にも支持された作品とあって、続編への関心も高い。
なおDC映画は現在、抜本的改革の真っ最中。ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーでは、マーベル映画におけるケヴィン・ファイギのような包括的なアドバイザーを模索しており、その候補としてトッド・フィリップスの名が挙がっているとされている。
▼ ジョーカーの記事
『ジョーカー2』は「リスキーな映画」と撮影監督 ─ 現在はポストプロダクションの最終段階 どんな続編になるのか バリー・コーガン、『ザ・バットマン』オーディションテープの費用はたった10ドル ─ イメージは『時計じかけのオレンジ』 続編の出番は? 『ジョーカー2』新画像が公開、雨に打たれ天を仰ぐアーサー・フレック ─ 米公開まであと1年 この表情の奥には何が…? 『ジョン・ウィック:コンセクエンス』トラッカー役、ヒース・レジャー版ジョーカーを徹底研究していた 素性が不明だからこそ 『スーサイド・スクワッド:ゲット・ジョーカー!』発売 ─ ジェイソン・トッドがスーサイド・スクワッドに? 「BLACK LABEL」作品