『ジョーカー2』は「リスキーな映画」と撮影監督 ─ 現在はポストプロダクションの最終段階

DC映画のイメージを完全に覆した『ジョーカー』(2019)に続く映画『Joker: Folie à deux(原題)』は、前作が大ヒットを記録しただけあって、期待視も不安視もされている。撮影監督を務めるローレンス・シャーは、続編について「リスキー」だと表現した。
米GamesRadarによると、シャーは待望となる続編について、「現在はポストプロダクションの最終段階にあります」と進捗状況を報告。「かなりリスキーな映画で、驚くような作品になるでしょう。みなさんに観てもらえるのが楽しみです」と語った。続編はミュージカル映画になると言われており、その大きな変化球からしても“リスキー”なことは間違いないだろう。
また、タイトルにある”Folie à deux”はフランス語で、ある者の妄想が別人に感染し、複数人で同じ妄想を共有する「感応精神病」の意。“ミュージカル”といえばダンスナンバーに彩られた明るい映画を連想してしまうが、『ジョーカー』のダークでヘヴィなトーンと「感応精神病」のコンセプトが、いかにミュージカル要素で味付けされてリスキーな作品になっているのか期待が高まる。
ゴッサム・シティの精神病院「アーカム・アサイラム」が舞台となる続編には、主人公ジョーカー/アーサー・フレック役でホアキン・フェニックスが復帰し、アーサーの隣人・ソフィー役を演じたザジー・ビーツも続投。ハーレイ・クイン役で出演する歌姫レディー・ガガのパフォーマンスも見逃せない要素となるだろう。
新キャストとして、『メイズ・ランナー』シリーズのジェイコブ・ロフランドがアーカム・アサイラムの患者役で登板し、『ハリー・ポッター』マッドアイ・ムーディ役の名優ブレンダン・グリーソン、『ゲット・アウト』(2017)のキャスリン・キーナー、「インダストリー」(2020-)のロバート・スピーリングも出演。
監督でカムバックするトッド・フィリップスが、前作でタッグを組んだスコット・シルヴァーと共同脚本も兼任する。
映画『Joker: Folie à deux(原題)』は2024年10月4日US公開予定。
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Source:GamesRadar