ジョシュ・ブローリン、ライアン・レイノルズのラブコメ映画が好きすぎて『デッドプール2』に出演した説

いま、映画ファンが最も見逃してはならない俳優はジョシュ・ブローリンかもしれない。2018年は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を皮切りに、『デッドプール2』、『オンリー・ザ・ブレイブ』が立て続けに劇場公開され、7月6日にはNetflixオリジナル映画『父さんはオジロジカ・ハンター』の配信も開始。日本公開は不明だが、『ボーダーライン2(邦題未定、原題:SICARIO: Day of the Soldado)』も控えている。
そんなジョシュの魅力は、強面とがっしりとした体躯といういかにも“漢”らしいビジュアルと、確かな演技力をもって示されるいぶし銀のような渋さ。底抜けのアクション・コメディである『デッドプール2』でもそんな特徴は存分に発揮されているが、実はジョシュが『デッドプール2』への出演を引き受けたのは、ライアン・レイノルズ主演のラブコメ映画が大好きだったからだとか……?

『あなたは私のムコになる』(2009)
米Entertainment Weekly誌は、ジョシュが『デッドプール2』のケーブル役を引き受けた一大要素として、サンドラ・ブロック&ライアン・レイノルズ主演、2009年公開の映画『あなたは私のムコになる』(劇場公開時は『あなたは私の婿になる』)があったと記している。作品への思い入れを、ジョシュはこのように語っているのだ。
「僕は『あなたは私のムコになる』の隠れファンで、何回も観ているんです。ライアンには“どうしてこんなに好きなのかわからないし、心理なのか、行動なのか、感情なのかもわからないんだけど、(あの映画の)君に惚れ込んでるんだよ”と伝えました。」
『あなたは私のムコになる』は、ニューヨークの出版社で勤務するカナダ人の女性マーガレット・テイト(サンドラ・ブロック)と、その部下であるアンドリュー・パクストン(ライアン・レイノルズ)の関係を描くロマンティック・コメディ。仕事に厳しく、部下から恐れられていたマーガレットは、ある日、ビザの申請を怠ったために国外退去を命じられてしまう。自分のキャリアを失うことを避けようとした彼女は、部下であるアンドリューに唐突にプロポーズし、偽装結構で事態を収めようと考えるのだった。
この映画はライアンにとって代表作の一本に数えられる作品だが、ジョシュがこの映画を気に入っているのはいささか意外というものだろう。ライアン自身、ジョシュの言葉はまだ信じられないようである……。
「彼はその話を何回もしてくれるんですけど、なんか変な感じですよね。だってあんなにタフな人なんですよ、そんなの想像できなくて。その…彼は時々ニューエイジ的なものが好きなふりをしてますけど……実際、心はゴツゴツの岩みたいなものでできてると僕は思ってるんですよね。ザラザラの皮膚の下に、ラブコメ好きの、ちっちゃくてカワイイ天使がいるなんて受け入れませんよ。いっさい信じません。」
映画『デッドプール2』は2018年6月1日より全国の映画館にて公開中。
ちなみに『あなたは私のムコになる』はブルーレイ&DVDが発売中なので、まだ観ていないという方はこれを機会にぜひあわせてご覧いただきたい。
『デッドプール2』公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/deadpool/
[お詫び]
記事初出時、『あなたは私のムコになる』の公開年に誤りがありました。現在は正しい表記に修正しております。
Source: EW
Eyecatch Image: [左][右] Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER