“ワトソン”ジュード・ロウ、『キャプテン・マーベル』出演で“ホームズ”ロバート・ダウニー・Jr.からアドバイスされていた

ロバート・ダウニー・Jr.がシャーロック・ホームズ役を、ジュード・ロウがジョン・ワトソン役を演じた『シャーロック・ホームズ』シリーズは、二人にとって近年の代表作のひとつだ。ロバートにとってもうひとつの代表作は、『アイアンマン』や『アベンジャーズ』シリーズ、すなわちマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品。ロバートはMCUのリーダーとして、過去10年以上にわたって巨大なチームを牽引してきたのである。
そして2019年、ついにジュード・ロウもMCU入りを果たす。映画『キャプテン・マーベル』でジュードが演じるのは、ブリー・ラーソン演じる主人公を導く、クリー人の精鋭部隊「スターフォース」の指揮官だ。米Entertainment Weeklyにて、ジュードは“ホームズ”であり“MCU座長”であるロバートから重要なアドバイスを得ていたことを明かしている。

「すべてを理解しようとしないこと」
『シャーロック・ホームズ』(2009)でロバートとジュードが共演した際、ちょうどロバートは『アイアンマン』(2008)を終えたばかりだったという。ジュードは「つまり僕は、ロバートの経験や、彼とマーベルの関係をずっと追いかけていることになりますね」と話している。
ロバートとの仕事、彼との会話を通じて、ジュードは「(MCUに携わることで)ロバートは素晴らしい時間を過ごしていたんだと思います」という感想を得ている。そして「彼が僕になにかアドバイスをしてくれたかどうかはわかりませんが」と前置きしながら、ジュードはロバートの言葉を振り返っているのだ。
「(マーベルの映画の作り方について)少しだけ話してくれたことがありました。この小さなピースを、誰かが見守っている大きな絵の中に組み込む、そこに自分自身を捧げる。大切なのはすべてを理解しようとしないことだ、と言われました。とにかく自分のピースをやり遂げることだと。」
いつロバートがジュードにこの話をしたのかは定かでないが、過去10年間の物語が『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』で完結を迎えるのを控え、それぞれの作品が緊密なつながりを持ちつつある今、この言葉は“アドバイス”と呼ぶにふさわしいものだろう。まして『キャプテン・マーベル』は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)をいかに乗り越え、そして今後のMCUをどう展開させるかに関わる重要な作品なのだ。ロバートが説いたのは、“それでも自分自身の仕事に集中すべし”ということにほかならなかっただろう。
映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月8日に米国公開予定。
なお、ロバート&ジュードが再共演する続編映画『シャーロック・ホームズ3(仮題)』は2020年12月25日米国公開予定だ。
Source: EW
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