【これは楽しみ】『ファンタスティック・ビースト』続編、若き日のアルバス・ダンブルドア役にジュード・ロウが決定
アメリカのエンターテインメント情報誌、Hollywood Reporterのウェブサイトによると、『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の続編において、ジュード・ロウが、若き日のアルバス・ダンブルドアを演じることになったそうです。

『ファンタスティック・ビースト』続編は、一作目に引き続きデヴィッド・イェーツがメガホンをとり、2018年11月16日に全米にて劇場公開が予定されています。
『ハリー・ポッター』の原作者であるJ.K.ローリング自らが脚本を手がける続編には、エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターソン、アリソン・スドル、ダン・フォグラーら前作の主要キャスト四人の続投が既に決定しています。一作目ではニューヨークが物語の舞台でしたが、続編ではパリ、そしてイギリスのワトフォードが舞台となるようです。
『ファンタスティック・ビースト』とダンブルドア
【注意】
以下の内容には、『ハリー・ポッター』シリーズのネタバレが含まれています。

シリーズのファンには説明するまでもありませんが、ジュード・ロウが演じるアルバス・ダンブルドアは、一作目のラストで正体を表したゲラート・グリンデンバルドとは正邪でいうと対極に位置する存在です。
アルバスとグリンデンバルドは、十代の頃、死の秘宝を探求するものとして志を同じくし、一時は親友同士でしたが、アルバスの弟アバーフォースがグリンデンバルドの思想を危険視して対立。弟を害そうとするグリンデンバルドを止めるため、三つ巴の決闘になります。その戦いに巻き込まれてアルバス、アバーフォースの妹アリアナが死亡。グリンデンバルドは姿を消し、二人は袂を別ちます。以降、グリンデンバルドはヴォルデモートが台頭するまで、魔法史上最も強力な闇の魔法使いとしてその名を馳せることになります。
一方のアルバスはご存知の通り、長じてホグワーツ魔法魔術学校で教授として指導者の道へ。教え子である一作目の主人公、エディ・レッドメイン演じるニュート・スキャマンダーが不祥事を起こして退学処分を言い渡されたときに、一人彼を庇って魔法省での働き口を世話しました。J.K.ローリングが語るところによると、続編で描かれるのは、この頃のアルバス・ダンブルドア、人間としてまだ未成熟であった頃、敬愛し裏切られた元親友ゲラート・グリンデンバルドとの対決に悩み苦しんでいる頃の「ダンブルドア先生」だそうです。
2016年に公開された、全五作からなるシリーズの一作目『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、興行収入8億1300万ドルというスマッシュヒットとなりました。続編のプロデュースも、一作目と同じく、J.K.ローリング、デヴィッド・ハイマン、スティーヴ・クローヴス、ライオネル・ウィグラムが手掛け、制作総指揮にはニール・ブレアー、リック・セナトらが再び名を連ねます。
やはり、というべきか、ゲラート・グリンデンバルドを演じるあの俳優(前作の強力なネタバレ)の向こうを張る形でダンブルドア役にも大物俳優がキャスティングされました。ダイナミックに広がり続けるハリー・ポッターの世界から、ますます目が離せそうにありません。ちなみにジュード・ロウは、2017年6月17日に日本公開予定のガイ・リッチー監督最新作『キング・アーサー 聖剣無双』にて、主人公と敵対する独裁者ヴォーティガンを演じています。
Source: http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/fantastic-beasts-sequel-jude-law-play-young-dumbledore-993196
Eyecatch Image: http://www.imdb.com/name/nm0000179/mediaviewer/rm1484197632
Photo by Franco Origlia – © 2016 Franco Origlia – Image courtesy gettyimages.com