『ジュラシック・ワールド』アラン・グラント役サム・ニール、最新作の撮影中断で「仕事に行くのが恋しい」

『ジュラシック・パーク』(1993)の主人公アラン・グラント博士を演じ、『ジュラシック・ワールド』シリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』で出演復帰を果たすサム・ニールが、撮影中断後の近況を報告している。米Varietyにコラムを寄稿した。
本作の撮影は2020年2月25日(米国時間)に開始されていたが、米ユニバーサル・ピクチャーズは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて撮影中断を発表。3月13日の声明によると、同社は状況を注視しながら今後数週間以内に撮影の再開時期を決定するというが、未だ再開の目処は立っていない。
2001年の『ジュラシック・パークIII』以来、約20年ぶりに『ジュラシック』シリーズへの復帰を果たすことになるニールは、製作陣やキャストらとの久々の再会とだけあって撮影を楽しみにしていた様子。しかし、ニールは「事実上、全ての俳優の皆さんと同じように私は働いていません」と報告し、現在は自宅待機中だという。
仕事を中断しているニールだが、「忙し過ぎて普段は熱中することが出来ないことに色々と取り組んでいます」と記しており、やることは思いのほかたくさんあるのだそう。「ウクレレを弾いたり、歌ったり。友人とスカイプもしているんです。後は、2,000マイル(約3,000キロ)も離れた孫の世話もしっかりしていますし。詩作に耽り、人を励ますためにくだらないことをソーシャルメディアに投稿して。それから、シャツのアイロンがけや銀皿磨きに喜びを感じたり、開いていなかった本を手に取ったり、木を植えたりしています」。どうやらかなりの多忙を極めているようだ。
現在、充実した時間を過ごしているニールだが、「やっぱり仕事に行くことが恋しいです」との胸中も明かしている。「私たちは(撮影に)戻ります。その予定です。セットに戻って、俳優たちや映画作りに携わる人など、愛する人たちと愛することをするなんて、どんなに喜ばしいことでしょうか。そんなのなかなかない特権ですよ」と撮影再開に向けて期待を膨らませつつも、「状況を考えれば、撮影中断よりももっと、もっと深刻なことだってあります」と現状を冷静に受け止める姿勢を示した。
ニールのほか『ジュラシック・パーク』(1993)からは、エリー・サトラー役のローラ・ダーン、イアン・マルコム役のジェフ・ゴールドブラムが復帰する。オーウェン役のクリス・プラット、クレア役のブライス・ダラス・ハワードなど『ジュラシック・ワールド』シリーズのメンバーとの共演に注目だ。脚本・監督は『ジュラシック・ワールド』のコリン・トレボロウ、共同脚本は『パシフィック・リム:アップライジング』(2018)のエミリー・カーマイケルが務める。
Source: Variety