『ジュラシック・ワールド』第3作、7月にも撮影再開か ─ グラント博士役サム・ニール、撮影地で待機中

『ジュラシック・ワールド』シリーズ3作目となる最新作、『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』は、2020年7月にも撮影再開が見込まれているようだ。『ジュラシック』シリーズに『ジュラシック・パークIII』(2001)以来、約20年ぶりの出演復帰を果たすアラン・グラント博士役のサム・ニールが明かしている。
第3作の撮影は、2020年2月25日(米国時間)に開始されていたが、それから約2週間後の3月13日、製作の米ユニバーサル・ピクチャーズが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、撮影中断を発表。以降、リモートワークにて製作が進行している模様だ。英The Gurdianの取材に応じたニールによると、第3作は2020年7月にも撮影再開の見込みがあるのだという。現在、当のニール自身は撮影地のロンドンに滞在していることを明かしている。「私は朝の6時に、パインウッド(スタジオ)に行かなきゃいけないんはずなんです。(撮影)セットは全てそこにあって、いまは待機中ですね。」
現在も新型コロナウイルスが収束に向かっているとは言えない状況だが、各国の映画業界は休業状態からの立て直しに向けて着々と動き出している。去る5月12日、イギリス政府は、社会距離拡大戦略(Social Distancing)の安全規約に従うことを条件に、テレビ・映画の撮影再開の意向を発表。Netflixオリジナルシリーズ「セックス・エデュケーション」シーズン3をはじめ、イギリス国内で撮影が行われていた複数の作品の再開の見通しも報じられている。
撮影中断後、自宅待機を余儀なくされていたニールは、4月上旬に「仕事に行くことが恋しい」と撮影再開を心待ちにしていた。7月の撮影再開はあくまで見通しであるため、今後の動きに注目したい。
『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』には、ニールのほか『ジュラシック・パーク』(1993)から、エリー・サトラー役のローラ・ダーン、イアン・マルコム役のジェフ・ゴールドブラムが復帰する。オーウェン役のクリス・プラット、クレア役のブライス・ダラス・ハワードなど『ジュラシック・ワールド』シリーズのメンバーとの共演に注目だ。ほかキャストには、ロウリー役のジェイク・ジョンソン、バリー役のオマール・シーが再登場し、第2作『炎の王国』(2018)からフランクリン役のジャスティス・スミス、ジア役のダニエラ・ピネダ、少女メイジー役のイザベラ・サーモンも続投する。
映画『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』は2021年6月11日米国公開予定。
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Source: The Gurdian, Deadline