『スター・ウォーズ』ローズ役のケリー・マリー・トラン、実写映画に復帰 ─ 実在のアクティビストを演じる

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)でローズ・ティコ役を演じたケリー・マリー・トランが久しぶりの実写映画に出演する。社会起業家でアクティビストであるアマンダ・グエンの伝記映画にてアマンダ役を演じると米Colliderが報じている。
『クルードさんちのあたらしい冒険』(2020)『ラーヤと龍の王国』(2021)など、ここ数年は声の仕事がメインだったケリーにとって、本作は久々の実写作品。演じるアマンダ・グエンは、性的暴行の被害を受けたサバイバーの権利を守り支援するNPO法人「RISE」の創設者で、2019年のノーベル平和賞候補としても知られている。
映画では、ハーバード大学在学中にレイプ被害に遭ったアマンダが、同じく被害経験を持つサバイバーたちの権利が保護されていない米刑法に疑問を抱き、アクティビストとして活動していく道のりが描かれる。本作でプロデュースも兼任するケリーは、アマンダ本人の親しい友人でもあり、「何年もの間、アマンダの活動は数えきれないほどの人々の人生に変化を起こしてきました。彼女の勇気にいつも刺激を受けてきたので、彼女の物語を伝える一助になれることを光栄に思っています」と彼女の偉大な功績を讃えている。
ケリーは『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の公開以降、SNS上で執拗な嫌がらせを受け、2018年6月にInstagramの全投稿削除に追い込まれた経験の持ち主。心ない誹謗中傷や差別に向き合う苦しみを知る彼女だからこそ、アマンダの心の機微を掬い取ってくれるだろう。また、ケリーは『The Young Wife(原題)』『Me, Myself & The Void(原題)』の2作品も同時進行中。本格的なカムバックを楽しみに待とう。
Source: Collider