『キングスマン:ゴールデン・サークル』監督、すでに第3作を準備中 ― 脚本作業、VFXチームとの面会も

映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』の日本公開が待たれる中、前作『キングスマン』(2014)から脚本・監督を務めるマシュー・ヴォーンが、シリーズ第3作の準備を着々と進めていることが明らかになった。
アメリカで行われた『キングスマン:ゴールデン・サークル』のブルーレイ発売イベントに、本作でVFXスーパーバイザーを務めたアンガス・ビッカートン氏が登場。米CBR.comの取材に対して、マシュー監督の動きを明かしたのだ。
「(第3作について)マシューとごく短い話し合いをしましたよ。彼には計画があるんです。」

2017年9月、マシュー監督は本作のプロモーションで「『キングスマン』の続編を計画していて、トリートメント(脚本の要約)やいくつかのシーンを書きました」と語っていた。脚本の準備から約3ヶ月が経過し、すでにVFXチームとの話し合いを始める段階まで至ったということだろう。とはいえ、準備がいまだ初期段階であることは間違いなさそうだが……。
ちなみに本作のプロモーション当時、マシュー監督は『キングスマン』のシリーズ化やスピンオフに意欲を示していた。米CinemaBlendのインタビューにて、監督はその思いをありのままに語っている。
「頭の中にストーリーはあるんです。(『キングスマン』は)次回作の最後でおしまいですよ。そのあとは、もちろんステイツマン(編注:『キングスマン:ゴールデン・サークル』に登場する米国のスパイ組織)の映画が作れるでしょうし、キャラクターのスピンオフ映画もできれば、新しいエージェントでユニバースを続けることもできますよね。その、コリン・ファース(ハリー役)がアーサーになったり、新しいキャラクターを登場させたり、新たな少年たちを訓練したりして。選択肢はすごくたくさんありますけど、欲張りすぎないほうがいいな、とも思ってるんですよ。」
日本のファンが待ちかねた続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』は、前作のテイストをそのままに、新たな仕掛けとユーモア、そしてメッセージをきちんと織り込んだ、まさしく紳士のように折り目正しい一作となっている。とはいえ作品の魅力である、荒唐無稽かつ“やりたい放題”のエネルギーも健在だ。このまま第3作、そしてそれ以降へと続いていくかと思うと、観客としては期待しないわけにいかないが……?
映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』は2018年1月5日より全国ロードショー。
Sources: https://www.cbr.com/kingsman-3-confirmed-director-matthew-vaughn-returning/
https://www.cinemablend.com/news/1704450/how-many-kingsman-movies-matthew-vaughn-plans-to-make
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