『キングスマン』前日譚映画、2019年1月に撮影開始 ― 『キングスマン3』も2019年撮影予定

映画『キングスマン』(2014)、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)のマシュー・ヴォーン監督は、シリーズの新作を水面下で着々と準備しているようだ。米Colliderは、以前から製作が明かされている前日譚映画『キングスマン:ザ・グレート・ゲーム(邦題未定、原題:Kingsman: The Great Game)』、また『キングスマン:ゴールデン・サークル』の続編となる『キングスマン3(仮題)』の新たな情報を伝えている。
『キングスマン』前日譚映画、2019年1月に撮影開始
『キングスマン』シリーズの前日譚を描く『キングスマン:ザ・グレート・ゲーム』は、1918年を舞台にスパイ組織の始まりを描く物語となることがすでに明かされている。なお時代設定が異なるため、『キングスマン』2作品で主人公エグジーを演じたタロン・エガートンは出演しない。
Colliderがこのたび掴んでいる情報によれば、『キングスマン:ザ・グレート・ゲーム』の撮影は2019年1月にイギリス・ロンドンで開始され、約4ヶ月半にわたって続けられる予定とのこと。もちろん詳細は不明だが、「キングスマンになりたい男」を描くストーリーで、マシュー・ヴォーン監督は本作を歴史ドラマとして作り上げようとしているという。過去2作品は軽妙なスパイ映画だったが、初の前日譚は新たな切り口の一本となりそうだ。

『キングスマン3』2019年に撮影予定
『キングスマン:ザ・グレート・ゲーム』の準備が進められているかたわら、タロン・エガートン演じるエグジー、コリン・ファース演じるハリーを主人公とする『キングスマン』シリーズの次回作も進行中のようだ。情報によれば、ヴォーン監督は『キングスマン:ゴールデン・サークル』に続く『キングスマン3』の脚本を執筆中で、作業は終わりに近づいているという。
監督が以前語っていた通り、『キングスマン3』はエグジーとハリーの関係性を描いてきたストーリーを完結させるものになるとのこと。こちらもヴォーン監督がふたたびメガホンを取る方針で、前日譚映画の撮影が2019年5~6月に終了したのち、小休止を経て2019年に撮影が行われる計画だという。このスケジュールが現実化すれば、『キングスマン』シリーズは相次いで新作が登場することになりそうだ。
なおヴォーン監督には、『キングスマン:ゴールデン・サークル』でチャニング・テイタムが演じたテキーラのスピンオフ映画や、米国のスパイ組織ステイツマンを描く単独映画、ドラマ版「キングスマン」などユニバースを拡大する構想が多数存在する模様。エガートンが「(『キングスマン3』のあとは)10~15年くらいしてカムバックしたい」と述べているように、おなじみのキャラクターが今後も登場する余地は大いにありそうだ。
ちなみに監督としては、ドラマ版「キングスマン」は映画版に目配せしながらも大きく異なるものを目指す意向だという。いずれ全貌が明らかになるであろう『キングスマン』ユニバースは、あらゆるテイストの作品が入り混じったものとなるにちがいない。
Source: Collider