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『キングスマン:ファースト・エージェント』米国版新予告編 ─ シリアスな戦争映画に『キングスマン』のアクション&ユーモアが融合

https://www.youtube.com/watch?v=0pbLPOrTSsI

人気スパイアクション映画『キングスマン』シリーズの前日譚映画『キングスマン:ファースト・エージェント』の米国版新予告編が公開された。

『キングスマン:ファースト・エージェント』は、邪悪な君主や犯罪者たちによって大勢の命を消し去る戦争が計画される中、一人の男が〈高貴なる責務〉のために立ち上がる物語。時代をさかのぼり、“なぜキングスマンは誕生したのか、なぜ世界はキングスマンを求めたのか”を描く本作には、『キングスマン』(2014)『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)の主人公であるタロン・エジャトン演じるエグジー、コリン・ファース演じるハリーは登場しない。

「これは英雄たちの戦争にはならない。だが、すごく楽しくなるだろう」。今回の映像は、シルエットの男が不気味に笑う場面から幕を開ける。世界に火の手が上がる中、青年コンラッドは「何かやらなくては」焦燥感を感じている。その隣でコンラッドをたしなめる紳士デュークは、「君が戦いたいのは分かる。しかし、ほかにも責務を果たす方法はある」。ふたりが訪れたのは、高級テーラー・キングスマンだった。「我々は初めての独立諜報機関だ。平和を守り、命を守る」。

その背後にうごめくのは、戦争へと突き進もうとする軍人や政治家、貴族たちだった。ロシアの第一次世界大戦参入を止めようとした、怪僧ラスプーチンも姿を見せる。どうやら、はるか上層では謎の薬品や兵器が製造されている模様。ラスプーチンは注射の針を男の首に突きつけながら、「いかに君が強いのか、世界に見せるのだ」とささやく。

新人コンラッドに、デュークは「敵は、我々が紳士だと思っている。しかし、評判とは人々が抱くもの。人格とは君自身だ」と語りかける。かくしてキングスマンのメンバーは、豪邸で、あるいは戦場で、あらゆる敵を相手に激しい戦いに身を投じていくのだ。

キングスマン:ファースト・エージェント
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

今回の予告編に使用されているのは、ブラック・サバスが1970年に発表した楽曲「War Pigs」。前回の予告編には『キングスマン』らしからぬシリアスな戦争映画のムードが漂っていたが、今回はその雰囲気を残しつつも、『キングスマン』らしいスタイリッシュなアクションと軽やかなユーモアも復活。前日譚として新たな『キングスマン』の世界を見せてくれる予感に満ちている。

紳士デューク役は『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモート役で知られるレイフ・ファインズ、青年コンラッド役には『ブルックリンの片隅で』(2017)「TRUST/トラスト ゲティ家のスキャンダル」(2018)のハリス・ディキンソンが演じる。そのほか、『007 慰めの報酬』(2008)ジェマ・アータートン、『アメイジング・スパイダーマン』(2012)リズ・エヴァンス、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)ダニエル・ブリュール、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)マシュー・グッド、『キャプテン・マーベル』(2019)ジャイモン・フンスー、『GODZILLA ゴジラ』(2014)アーロン・テイラー=ジョンソン、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)チャールズ・ダンスらが出演する。

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』は2020年2月全国ロードショー

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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