『最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン新作、『シェイプ・オブ・ウォーター』マイケル・シャノンや『デスノート』L役俳優が出演へ

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)を手がけたライアン・ジョンソン監督の新作映画『Knives Out(原題)』に強力な出演者が次々と集結している。米Deadline、Varietyが報じた。
報道によると、新たに『Knives Out』に加わるのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)や『ノクターナル・アニマルズ』(2016)、『マン・オブ・スティール』(2013)などのマイケル・シャノン、『ゲット・アウト』(2017)やNetflixによるハリウッド実写映画『Death Note/デスノート』(2017)のL役で知られるキース・スタンフィールド。なおシャノンは出演交渉段階だという。

『Knives Out』は推理作家アガサ・クリスティの熱心な読者だというライアン・ジョンソンが脚本・監督を兼任する「現代を舞台とする、クラシックなフーダニット(犯人の解明が重視されるミステリ)」。すでに脚本は完成しており、撮影は2018年11月から始まる見込みだ。
主演を務めるのは『007』シリーズの6代目ジェームズ・ボンドとして知られるダニエル・クレイグで、密室殺人事件を追う探偵を演じる。スタンフィールドも同じく探偵役を演じるとのことだ。また本作には、『アベンジャーズ』シリーズなどのマーベル・シネマティック・ユニバース作品でキャプテン・アメリカ役を演じてきたクリス・エヴァンスも出演。エヴァンス、シャノンの役どころは明らかになっていない。
これまでライアン・ジョンソン監督作品には、常に強力な出演者が顔を揃えてきた。長編第2作の『ブラザーズ・ブルーム』(2009)にはエイドリアン・ブロディ、マーク・ラファロ、レイチェル・ワイズ。第3作『LOOPER/ルーパー』(2012)には盟友ジョゼフ・ゴードン=レヴィットのほか、ブルース・ウィリス、エミリー・ブラントが出演し、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』には、シリーズを支える強力な布陣に加え、新キャストとしてベニチオ・デル・トロを起用している。次回作にも目を見張るメンバーが揃いつつあるのは、監督のパートナーであるプロデューサー、ラム・バーグマンの力量も大きいだろう。
ちなみにキース・スタンフィールドは、日本ではまだ知名度が高くないものの、映画『ショート・ターム』(2013)や『グローリー/明日への行進』(2014)、『ストレイト・アウタ・コンプトン』(2015)、『スノーデン』(2016)、ドナルド・グローバーによるドラマ「アトランタ」(2016-)など数々の映画に出演。主演映画『Sorry to Bother You(原題)』(2018)が高く評価されたほか、『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)の続編である『蜘蛛の巣を払う女』(2019年日本公開)など出演作品の公開を多数控えている、現在最注目の俳優だ。
映画『Knives Out(原題)』の劇場公開時期は不明。
Sources: Deadline, Variety
Eyecatch Image: [左]Photo by Gordon Correll [右]Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER