ダニエル・クレイグ&クリス・エヴァンスら新作映画、2019年11月米国公開へ ─ 超豪華キャスト競演、『最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督最新作

ハリウッドの超豪華キャストが集結した新作ミステリ映画、『Knives Out(原題)』が2019年11月27日に米国公開されることがわかった。米Deadlineなどが報じている。
本作は、『LOOPER/ルーパー』(2012)や『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)などで今もっとも注目を集める映画監督の一人となったライアン・ジョンソン監督の最新作。推理作家アガサ・クリスティの熱心な読者だというライアンが脚本を書き下ろした「現代を舞台とするクラシックなフーダニット(犯人の解明が重視されるミステリ)」で、2018年10月から撮影が始められていた。
物語の全貌は謎に包まれたままだが、注目すべきは、現代の映画界・ドラマ界を牽引するスター俳優たちが集結したキャスティングだろう。ライアン監督への注目度、そして監督のパートナーであるプロデューサーのラム・バーグマン氏の力量がうかがえる布陣が実現しているのだ。
密室殺人事件を追う主人公の探偵を演じるのは、『007』6代目ジェームズ・ボンド役で知られるダニエル・クレイグ。『007』第25作からダニー・ボイルが降板したことでスケジュールに猶予が生まれ、本作への出演が叶ったという。
また『アベンジャーズ』シリーズなどでキャプテン・アメリカ役を演じてきたクリス・エヴァンス、『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)のマイケル・シャノン、『ゲット・アウト』(2017)やハリウッド映画版『Death Note/デスノート』(2017)のキース・スタンフィールド、『ブレードランナー 2049』(2017)のアナ・デ・アルマス、『ヘレディタリー/継承』(2018)のトニ・コレット、人気ドラマ「13の理由」(2017-)のキャサリン・ラングフォードといった気鋭・新鋭が出演する。
さらにベテラン俳優陣も充実だ。『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)のドン・ジョンソン、『ハロウィン(邦題未定、原題:Halloween)』のジェイミー・リー・カーティス、そして『手紙は憶えている』(2015)や『ゲティ家の身代金』(2017)の重鎮クリストファー・プラマーといった顔ぶれが作品に厚みをもたらす。
ちなみに米国公開日が発表されるなか、キャサリン・ラングフォードは本作の撮影を無事に終えた模様。さて、どんな役どころだったんだろう…?
『Knives Out』の海外配給は米ライオンズゲートが担当し、同社のジョー・ドレイク会長は本作を「超スター監督と最高の出演者たちが、クールかつ独創的な方法で探偵映画というジャンルを再定義する」一本だと形容した。
オールスターキャストのミステリ映画といえば、ライアン監督が参照しているアガサ・クリスティ本人の作品を映画化した『オリエント急行殺人事件』(2017)が記憶に新しい。同作の続編『ナイルに死す(邦題未定、原題:Death on the Nile)』も2020年10月の米国公開を目指して製作中だが、『Knives Out』はオリジナル脚本による現代が舞台のミステリ映画だ。ミステリというジャンルの懐の深さ、そして『スター・ウォーズ』で物議を醸したライアン監督の作家性がより明確に浮かび上がる一本となるだろう。
映画『Knives Out(原題)』は2019年11月27日に米国公開予定。
Source: Deadline