これって『地獄の黙示録』?『キングコング: 髑髏島の巨神』の新たなるポスター・ビジュアルが公開!
日本での公開も着々と迫ってきている期待の映画、ジョーダン・ボート=ロバーツ監督による『キングコング: 髑髏島の巨神』(Kong: Skull Island)から、新たなるビジュアルのポスターが公開された。

おやおや・・・、勘のいい方はお気付きだろうと思うが、これはあのフランシス・フォード・コッポラの傑作、『地獄の黙示録』(Apocalypse Now )ではないのか!
『地獄の黙示録』のオマージュ?
多くの方がご存知だと思うが、『地獄の黙示録』とは、1979年に公開(日本では1980年)されたアメリカの戦争映画であり、ジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』を原作にして、物語の舞台をベトナム戦争に移して翻案した叙事詩的作品である。
ぼく自身もソフトを持っており何度か観返している。
ちなみに以下が、『地獄の黙示録』のポスター・ビジュアルである。

同作品の劇中では、T・S・エリオットの『荒地』(The Waste Land )や『うつろな人間たち』(The Hollow Men )の一節が引用されたり、ジェームズ・フレイザーの『金枝篇』(The Golden Bough )からインスピレーションを得たシーンがあったりと、黙示録的あるいは神話的なイメージが多数描かれている。
またコッポラの妻エレノアが、映画の撮影手記『ノーツ – コッポラの黙示録』を出版したり、彼女が現場の裏側を撮影したビデオや録音テープにスタッフやキャストへのインタビューを加えたドキュメンタリー映画『ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録』(Hearts of Darkness: A Filmmaker’s Apocalypse )も製作されている。このドキュメンタリーはぼく自身もずいぶん昔に鑑賞したが、相当ヘヴィーな撮影現場だった様子が描かれていた記憶がある、コッポラが半ば狂っていた気がする・・・。
さて、今この段階で『キングコング: 髑髏島の巨神』のポスターに『地獄の黙示録』の片鱗がデザインとして組み込まれてくることには、何らかの意味があるのだろうか?『地獄の黙示録』で描かれていた黙示録的あるいは神話的な世界観が、本作品の中でも重要な核となっているのだというメッセージなのだろうか。
それとも単なる偶然の産物によるものか、ぼくの思い過ごしなだけだろうか・・・。
そしてさらには、以前「THE RIVER」でもご紹介した、謎の組織「モナーク」(MONARCH)のウェブサイトも、ちょっとうっかり目を離している間に極秘情報が追加されているではないか!

MONARCH : http://www.discoverskullisland.com/
また同モナークのTwitterでも謎の極秘情報が次々と公開、いや内部関係者による流出かな、されだしている。
INCOMING RED ALERT.
CASEFILE: Top Secret
ACCESS: Pigpen pic.twitter.com/ruTX8RuBxJ— [MONARCH] (@MonarchSciences) 2016年11月15日
MONARCH Twitter : https://twitter.com/MONARCHSCIENCES
というわけで、徐々に謎の核心に迫りつつある『キングコング: 髑髏島の巨神』、公開が実に期待される。
では最後に、『世界の果てまでイッテQ!』の番宣みたいに成り果ててしまった、日本版の予告編を付け加えておこう。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=JFMBagIzQp8?rel=0]