スーパーマンのプリクエル『KRYPTON』 クリプトン星が滅びるまでを描くドラマが制作中
スーパーマンの出生は今更説明の必要がないほど有名です。
滅びを迎えたクリプトン星からジョー・エルの息子、カル・エルが避難ロケットに乗せられて地球に飛び立つ。そこでカンザスのスモールヴィルに暮らす子宝に恵まれない夫婦に拾われて育てられるというのがスーパーマンの一連の流れです。スーパーマンことクラーク・ケントが如何にして純粋な正義感と道徳を持つようになったかを描いた作品は数多くありますが、滅びを迎えるまでのクリプトン星の過去を描いたものというと少なかったりします。
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そんなクリプトン星の過去をカル・エルの祖父セグ・エルを主人公にしたのが製作中のドラマ『KRYPTON』です。彼が初めて登場したのは製作総指揮にあたり、『バットマン・ビギンズ』等で脚本を務めたデイヴィッド・S・ゴイヤーがシナリオ担当の『STARMAN#51』。
サンプルを見てみると綴りは違いますが確かにジョー・エルの父の名が出ています。セグ・エルのキャストは未定ですが物静かで自信に満ちた男とのことです。そんな彼と恋に落ちるのはアルーラ・ゾッドの娘、ライタ・ゾッド。ゾッドという姓からも間違いなくゾッド将軍の関係者ですね。軍人階級に属し、ゾッド将軍の操り人形のように付き従っていたライタがセグ・エルと禁断の恋に落ちると語られています。
スーパーマンにゾッド家の血が流れているかもしれないというのはショッキングな設定かもしれません。しかし、似たような例はグリーンランタンのカイル・レイナーとヴィランであるシネストロの娘のソラニク・ナチュの恋人関係や2011年までの設定として四代目フラッシュを襲名するバート・アレンの両親がそれぞれバリー・アレンとリバースフラッシュであるイオバード・ソーンの子孫だったりとあります。
他にも『フラッシュポイント』前まではスーパーボーイがレックス・ルーサーとスーパーマンの遺伝子を掛け合わせたクローン人間という設定です。そして近年連載された『EARTH2』にてゾッド家の子、ヴァル・ゾッドがエル家に引き取られ、後にスーパーマンを襲名もしました。
ライタ・ゾッドにキャスティングされたのはジョージアナ・キャンベル。イギリスの女優であり2015年に”BAFTA Television Award for Leading Actress”を受賞した実力派女優です。クリプトン星を守ろうと奮闘するスーパーマンの祖父の戦いを描く『KRYPTON』。バットマンの相棒ロビンことディック・グレイソンが名乗ったナイトウィングの由来であるヒーロー、ナイトウィング&フレイムバードの登場も期待できます。
参考url:http://www.cbr.com/krypton-finds-its-lyta-zod-in-georgina-campbell/
http://deadline.com/2016/09/krypton-georgina-campbell-cast-female-lead-syfy-superman-prequel-1201812873/
Eyecatch Image:http://screenrant.com/krypton-tv-pilot-syfy-superman-prequel/