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『アントマン』スコットの友人カート、『インフィニティ・ウォー』後はどうなった? 俳優デヴィッド、MCUの今後を知りすぎている説

アントマン&ワスプ
(C)Marvel Studios 2018

映画『アントマン』(2015)、『アントマン&ワスプ』(2018)に、主人公スコット・ラング/アントマンの友人たちの存在は欠かせない。マイケル・ペーニャ演じるルイス、 ティップ・“T.I.”・ハリス演じるデイヴ、そしてデヴィッド・ダストマルチャン演じるカートの3人である。

ところで『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の後、彼らは一体どうなってしまったのだろう? このたび米Colliderのビデオポッドキャストに登場したカート役のデヴィッドが、自身の“その後”について語っている。

注意

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アントマン&ワスプ』のネタバレが含まれています。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の結末において、サノスは6つのインフィニティ・ストーンを集めることに成功し、指を鳴らして全宇宙の生命を半減させる。スパイダーマンやドクター・ストレンジ、ブラックパンサーといったヒーローが消えてしまったうえ、『アントマン&ワスプ』のポストクレジットシーンでは、ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプやハンク・ピム博士、ジャネット・ヴァン・ダインも塵と化してしまったことが明らかになったのだ。

では、スコットの友人たち3人はどうなったのか? ルイス、デイヴの消息は不明だが、デヴィッドは「カートは生き延びたんですか?」との質問に、一度は「はい」と答えている。

「おかしな話ですけど、どうして理解してもらえないのかわからないんです。カートの髪型は何よりも壊れない。ソーのハンマー、(キャプテン・アメリカの)シールド、ヤバいガントレット…よりもカートの髪ですよ。塵が山積みになって、そこでカートとサノスが出会っても、僕が勝ちますから。」

むろん、これはデヴィッドなりのジョークである。「実際生き延びたんですか?」と尋ね直されたデヴィッドは、「話しちゃいけないことになってるんです」と答えたのだ。おそらくマーベル・スタジオは、サノスの“指パッチン”による影響が現時点で描かれていない人物を演じている俳優陣に対して“話すべからず”という箝口令を敷いていると思われる。

ちなみにデヴィッドは、『アントマン&ワスプ』を撮影する時点で『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の展開を知っていたという。「公には知らないことになってましたけど、僕らにはペイトン(・リード監督)が許してくれました」と述べているあたり、同作の出演者は具体的な展開を知らされていたのだろう。そういえばワスプ役のエヴァンジェリン・リリーも、ポストクレジットシーンの撮影で“消滅の瞬間”を演じていたことを明かしていた

「何年もこの仕事をしてきて、いろんな作品に出て、仕事仲間とは友人になっていますしね。僕よりもいろいろ知っている友人がいるわけですよ。時々、ファンやギークとしての僕が、“(展開を)言わないで、言わないで…いや、やっぱり教えて、教えて”って言うんです(笑)。だから知ってましたよ。」

またデヴィッドは、あるハプニングによって今後の展開を多く知ってしまったことも明かしている。

「この話は初めてするんですけど、パインウッド・スタジオのオフィスにいて、トイレに行ったんですね。廊下を進んで、曲がって、また進んで。廊下を歩いていたら、いきなり聖域に入っちゃったことに気づいたんです。(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』)ルッソ監督のためのストーリーボードが廊下の両側に並んでて。立ち止まって、全部見ましたよ。この先の展開をたくさん知ったんです。」

徹底された秘密主義で知られるマーベル・スタジオだが、意外な脇の甘さがあったということなのか。ひとまず一人のファンとして願うべくは、デヴィッドがうっかり喋ってしまわないことだ。どうか言わないで、言わないで…いや、やっぱり教えて、教えて!

Sources: Collider, ComicBook.com
Eyeycatch Image: 『アントマン&ワスプ』(C)Marvel Studios 2018

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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