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『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』スタジオライカ、従業員56名を一時解雇 ─ 新型コロナウイルスの影響で苦渋の決断

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『コララインとボタンの魔女』(2009)『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2016)などで知られる製作会社スタジオライカが、新型コロナウイルスの影響を受けて、従業員56名を一時解雇したことがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。

新型コロナウイルスが現在も猛威を振るう中、苦渋の選択を余儀なくされたスタジオライカは本件について、「従業員が健康な状態であることが最も重要」「収束の見通しが立たない為、56人の従業員を解雇しました」と状況を語った。従業員の健康状態を重視する意味での解雇と強調する中で、将来的な再雇用についても明かしている。「オフィス内に安全に収容できる人数を増やせるようになった際には、呼び戻す意向です」

2020年4月、スタジオライカのCEOトラヴィス・ナイト氏はオフィスが閉鎖になった際に、従業員に対して給与を支払い続けることを約束していた。スタジオライカはアメリカ・オレゴン州のヒルズボロにオフィスを構えており、そこには362人の従業員が雇用されている。現在は必要な従業員のみが出社しており、残りはリモートで対応しているとのこと。なお、新作の製作準備が進められている最中でもあるようだ。

新型コロナウイルスの影響を受けて、一時解雇や休職などの措置を講じられているのは、決してスタジオライカのみに限る話ではないことも明記しておきたい。現時点までに経済的な損失を踏まえて、ウォルト・ディズニー・カンパニーやワーナー・ブラザースなどの世界有数の大企業までもが同じ決断を強いられているのだ。今まさに、ハリウッドの映画業界は危機的状況を迎えていると言えるだろう。

『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』ブルーレイ&DVDは発売中。

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Source: The Hollywood Reporter

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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