『ラ・ラ・ランド』ミュージカル化決定 ─ あの名曲とドラマがブロードウェイに

デイミアン・チャゼル監督による大ヒットミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』(2016)が、ニューヨーク・ブロードウェイにてミュージカル化されることが決定した。米Deadlineなどが報じている。
ロサンゼルスを舞台に女優の卵のミア(エマ・ストーン)とジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)の恋と夢を追う姿を描いた『ラ・ラ・ランド』は、第89回アカデミー賞で13部門14ノミネートされ、監督賞、ストーンの主演女優賞や歌曲賞など6部門を受賞した。全世界での興行収入は4億4700万ドルを超え、日本でもヒットを博した。
この度のミュージカル化は映画をベースに、ピューリッツァー賞を受賞歴を誇るアヤド・アクタルと3度のバリモア舞台賞に輝いたマシュー・デッカーが脚本を務める。指揮をとるバートレット・シャーは『アラバマ物語』『屋根の上のバイオリン弾き』といった映画版もよく知られる作品群の舞台化に携わってきた大ベテランだ。
『ラ・ラ・ランド』といえば、忘れてはならないのが『アナザー・デイ・オブ・サン』『シティ・オブ・スターズ』『オーディション(ザ・フールズ・フー・ドリーム)』など、時に陽気で時に切ない名曲の数々。作曲ジャスティン・ハーウィッツ、作詞ベンジ・パセク&ジャスティン・ポールによる音楽はミュージカル版でもフィーチャーされる。
映画版でプロデューサーを務めたマイク・プラットは「映画からブロードウェイの舞台、進化の面でエキサイティングな新章へと翻案するため、『ラ・ラ・ランド』を製作したライオンズゲートや素晴らしいチームと再度集結したことに感激しています。何百万といる現在の『ラ・ラ・ランド』のファンを歓喜させ、まったく新たな観衆に本作を紹介するようなミュージカルを創造するべく、国際的レベルのチームが集まりました」とミュージカル化への抱負を語っている。
公演時期などの詳細は未定だが、人気タイトルとなることは間違いないだろう。
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