『スター・ウォーズ』ランド・カルリジアンの単独作、長編映画として進行中 ─ ドラマから企画変更、主演・脚本ドナルド・グローバー

『スター・ウォーズ』のランド・カルリジアンを描く、ドナルド・グローバー主演の単独作品『Lando(原題)』が、現在はテレビシリーズではなく長編映画として企画されていることがわかった。米Varietyなどが報じている。
本作は2020年12月にテレビシリーズとして企画が発表され、『ホーンテッドマンション』(2023)のジャスティン・シミエンが参加していたが、のちに降板。2023年7月には、脚本家・監督・プロデューサーとしても活躍するドナルドと、「アトランタ」(2016-2022)などをともに手がけた弟のステファン・グローバーが揃って後任を務めることが報じられていた。
テレビシリーズから長編映画に企画が変更されたことは、ポッドキャスト「PABLO TORRE FINDS OUT」にてステファンが明かしたもの。プロジェクトの現状について、「テレビではなく映画にしよう、というのが今のアイデアです。(全米脚本家組合の)ストライキのため、今は伝言ゲームのような状態なので、それが情報のすべてなんですが」と語った。
この発言を受け、ルーカスフィルムは米国の大手メディアに対し、ステファンのコメントが正しいことを認めている。ただしVarietyによれば、『Lando』の企画は「急がれていない」とのこと。ストライキの終結後、しかるべき企画を目指し、じっくりと開発が進められることになりそうだ。現在、ドナルドはドラマ版「Mr.&Mrs. スミス(原題)」や、主演・製作を務める『スパイダーマン』シリーズのスピンオフ映画『ヒプノ・ハスラー(仮題)』も待機中である。
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)で初登場したランド・カルリジアンは、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)でビリー・ディー・ウィリアムズが演じた人気キャラクター。前日譚映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)では若きランドをドナルド・グローバーが演じており、単独作品はこれに連なる物語となる。
ドナルドは2023年9月に40歳を迎える。ビリー・ディー・ウィリアムズが『帝国の逆襲』で初めてランドを演じたのが43歳だから、その年齢に少しずつ近づいているのだ。4月、ドナルドは「またランドを演じたい」と熱意を明かしつつ、「ただし正当な形でなければなりません。[中略]今は話し合っているところです」と語っていた。
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Source: Variety(1, 2), PABLO TORRE FINDS OUT