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セバスチャン・スタン、初主演映画『ラスト・フル・メジャー』でマーベル映画の重鎮と競演 ─ サミュエル・L・ジャクソン、ウィリアム・ハートの役柄解説

※使用禁止 ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実
© 2019 LFM DISTRIBUTION, LLC

『アベンジャーズ』『キャプテン・アメリカ』シリーズのセバスチャン・スタンが、初主演映画『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の重鎮俳優と本格競演を果たした。ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソン、サディアス・ロス将軍役のウィリアム・ハートと、MCUとはまったく異なる役柄で顔を合わせているのだ。

本作でセバスチャン・スタンが演じているのは、国防総省空軍省のエリート職員であるスコット・ハフマン。MCU作品において、ウィリアム・ハート&サミュエル・L・ジャクソンとの直接的な共演はほとんど見られていないが、『ラスト・フル・メジャー』では三者の演技合戦をじっくりと堪能することができる。

『インクレディブル・ハルク』(2008)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でロス将軍を演じ、『ブラック・ウィドウ』にも登場するウィリアム・ハートは、ベトナム戦争の退役軍人・タリー役で登場する。1999年、ペンタゴンを訪れたタリーは、戦場で仲間の命を救ったウィリアム・H・ピッツェンバーガーに名誉勲章を与えるよう訴えるのだ。ハフマンの上官、ピーターズ長官に彼が直談判したことから、ハフマンはピッツェンバーガーの件を調査するよう命じられる……。

ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実
© 2019 LFM DISTRIBUTION, LLC

また、セバスチャンとは『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)で共演したサミュエル・L・ジャクソンが演じるのは、同じく退役軍人のビリー・トコダ役だ。

ピッツェンバーガーを調査するため、退役軍人たちから証言を集めるさなか、ハフマンは歩兵師団兵だったビリーと出会う。しかし、孫たちと釣りを楽しんでいたビリーは、ハフマンが取り出したICレコーダーを川に投げ捨ててしまった。本気で取材するならこんな物は必要ないだろう、と彼を突き放すのだ。ウィリアム&サミュエルが演じたのは、ともにセバスチャン演じるハフマンに試練を与える人物。ふたりの名優が複雑な人物像を体現することで物語に厚みをもたらし、画面に華を添えている。

ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実
© 2019 LFM DISTRIBUTION, LLC

1966年4月、ベトナム戦争で多くの兵士たちの命を救うために命を捧げた空軍兵がいた。彼の名は、ウィリアム・H・ピッツェンバーガー。英雄として讃えられるはずの彼だったが、なぜか30年にもわたり名誉勲章は却下され続けていた。ペンタゴン空軍省に勤めるエリート官僚スコット・ハフマン(セバスチャン・スタン)は、退役軍人のタリー(ウィリアム・ハート)から依頼を受けたことをきっかけに、ピッツェンバーガーへの名誉勲章授与に関する調査を行うことになる。

映画『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』は2021年3月5日(金)全国ロードショー

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THE RIVER編集部THE RIVER

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