『The Last of Us』ドラマ版、原作ゲームの作曲家が登板へ ─ 『バベル』『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞に輝く

傑作サバイバルゲーム『The Last of Us(ラスト・オブ・アス)』のドラマ版の音楽を、原作ゲームに引き続き、作曲家グスターボ・サンタオラヤが手掛けることがわかった。ゲーム版のクリエイティブ・ディレクターで、ドラマでも脚本・製作総指揮を務めるニール・ドラックマンが、自身のTwitterにて明かしている。
「これは楽しみだ!信じられないほどの音楽的才能を持つ、グスターボ・サンタオラヤが『The Last of Us Part II』だけでなく、私たちと一緒にHBO製作のドラマ版にも参加してくれることになりました!」
Well this is exciting! Beyond lending his incredible musical talent to The Last of Us Part II, Gustavo Santaolalla is joining us to bring over The Last of Us to HBO!
— Neil Druckmann (@Neil_Druckmann) March 11, 2020
このツイートに対して、ニールとともに脚本・製作総指揮を務める「チェルノブイリ」(2019)のクレイグ・メイジンは、「グスターボなしのTLOU(The Last of Us)などあり得ない」と返信。グスターボがいかに信頼されているかが伺える内容だ。
It’s not TLOU if it’s not Gustavo… https://t.co/kPiBd8zOXI
— Craig Mazin (@clmazin) March 11, 2020
サンタオラヤは、『The Last of Us』シリーズのほか、『ブロークバック・マウンテン』(2005)『バベル』(2006)など数多くの映画作品も手掛けており、同2作はアカデミー賞で作曲賞を受賞している。テレビ作品としては、「殺人者への道」(2015-)「ジェーン・ザ・ヴァージン(原題:Jane the Virgin)」(2014-2019)などを担当。『The Last of Us』ドラマ版では、どのような音楽を仕上げるのかに期待が高まる。
ゲーム『The Last of Us』では、人間を凶暴化させる寄生菌の感染拡大により荒廃したアメリカを舞台に、かつて娘を失った主人公ジョエルと、少女エリーのサバイバル劇が描かれる。ドラマ版は原作ゲームで起きたイベントを基にしており、前作から5年後を舞台とする続編『The Last of Us Part II』の要素も含まれる可能性もあるという。また、エリーはゲームと同じく同性愛者として描かれるとのことだ。
ドラマ版「The Last of Us(原題)」のキャストや製作時期などは不明。PS4ソフト『The Last of Us Part II』は2020年5月29日に発売を予定している。