『スター・ウォーズ』レイアが「最後のジェダイ」の予定だった ─ 『スカイウォーカーの夜明け』出演時間は8分以下か

『スター・ウォーズ』新3部作において、故キャリー・フィッシャー演じるレイア・オーガナは「最後のジェダイ」の役割を務める予定だったことがわかった。米Yahoo!にて、キャリーの弟であるトッド・フィッシャー氏が明かした。
トッド氏によると、新3部作の完結編であるエピソード9において、レイアは自身のライトセーバーを手にし、ジェダイの戦士として登場する構想だったとのこと。「最後の映画で、彼女は大きなクライマックスを担うはずでした。いうなれば、彼女が最後のジェダイになる予定だったんです。クールだと思いません?」。かねてより「どうしてキャリーがライトセーバーで戦わないのか」との質問を受けていたというトッド氏は、『新たなる希望』(1077)でオビ=ワン・ケノービ役を演じたアレック・ギネスの当時の年齢が、新3部作のキャリーと近かったことにも言及している。「キャリーの年齢のころ、オビ=ワンは全盛期でしたよ!」。
もちろん「最後のジェダイ」という言葉から思い起こされるのは、スカイウォーカー・サーガの第8作にあたる『最後のジェダイ』(2017)だろう。のちにジェダイとして覚醒する展開が用意されていたのなら、同作でレイアが見せたフォースの能力が伏線の一種だった可能性もありそうだ。しかし2016年12月にキャリーはこの世を去り、当初の構想は実現できなくなった。本来、エピソード9を手がける予定だったコリン・トレボロウ監督は2017年9月に降板しているが、トレボロウが執筆していた脚本では、レイアがジェダイとして活躍する展開がカギになっていたとみられる。
トレボロウの降板後、エピソード9の監督後任者として起用されたのは『フォースの覚醒』(2015)のJ・J・エイブラムス。『スカイウォーカーの夜明け』として公開される同作に、キャリー演じるレイアは過去の未使用映像で登場する。トッド氏によると、ルーカスフィルムに残されていたレイアの映像は8分間だったとのこと。トッド氏いわく、エイブラムス監督らは映像を分析することで、「逆算して物語にうまく組み込んだ」とのこと。「まるで魔法のようでした」。
トッド氏のコメントから推察するに、『スカイウォーカーの夜明け』でレイアが登場するシーンは8分以下とみられる。数字で考えると短いが、映画において「8分間」という出演時間は長く感じられるもの。たとえば『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)におけるキャプテン・アメリカ役クリス・エヴァンスの出演時間が7分以下だというあたり、レイアが『スカイウォーカーの夜明け』にたっぷり登場している(ように感じられる)可能性も十分にある。
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日(金)日米同時公開。
Source: Yahoo!