『モービウス』ジャレッド・レト、マルチバースで『スパイダーマン』ヴィラン競演を示唆 ─ シニスター・シックス実現なるか

いまや『スパイダーマン』シリーズには無限の可能性が広がっている。トム・ホランド主演『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』には、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)外であるサム・ライミ版『スパイダーマン』3部作、また『アメイジング・スパイダーマン』2部作からヴィランが登場。スパイダーマンと宿敵・ヴェノムの対決にもファンの間では大きな期待が寄せられている状況だ。
2022年公開『モービウス』の主人公、マイケル・モービウスも今後の関与が予測されるキャラクターのひとり。コミックではヴェノムと同じくスパイダーマンと敵対するモービウスは、人体実験により吸血鬼と化し、そのかわりにスーパーパワーを手に入れたヴィラン。映画版で演じるジャレッド・レトは、2021年12月に開催された「CCXP in Comic-Con」にて、将来的にヴィラン同士の共演が実現される可能性を示唆している。
「僕たちがお届けする映画版のモービウスは、より大きなユニバースの一員でもあります。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の予告編をご覧になっていたら、マルチバースが正式に開かれたことはご存知でしょう。そこにはヴィランたちが出会い、繁栄し、もしかすると邪悪な目的がさらに育っていく、あらゆる可能性が存在するのです。」
少なくとも『ノー・ウェイ・ホーム』では、トム・ホランド演じるMCU版のスパイダーマン/ピーター・パーカーが、これまでは出会えないはずだったヴィランたちと対面する。MCU版スパイダーマンの今後は未知数だが、ヴェノムやモービウスがいずれ顔を合わせる可能性もあるし、ヴィラン同士が競演するシニスター・シックスの映画化がいよいよ叶うことも考えられるだろう。
そもそも『スパイダーマン』『ヴェノム』シリーズや『モービウス』を製作するソニー・ピクチャーズは、かつて『アメイジング・スパイダーマン』シリーズの製作時にスピンオフ企画として映画版「シニスター・シックス」の実現を検討していた。当時監督に就任していたドリュー・ゴダードは、2018年に「いつか日の目を見るかもしれません」と語り、プロデューサーのエイミー・パスカル氏も企画を完全に断念したわけではないことを明かしていたのである。およそ10年を経て、そうそうたる顔ぶれが集結する可能性もゼロではないだろう。
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)公開。『モービウス』は2022年公開予定だ。来年、ユニバースの新たな一面が浮かび上がることになる…?
Source: MCU Direct