『デッドプール3』ショーン・レヴィ監督による『スター・ウォーズ』新映画企画が明らかに

マーベル・スタジオ『デッドプール3』を控えるショーン・レヴィ監督が、ルーカスフィルムの『スター・ウォーズ』新作映画を監督する方針であることがわかった。現在、交渉中にあるという。米Deadlineが報じている。
レヴィは『ナイト ミュージアム』シリーズといったコメディ作品や『リアル・スティール』(2011)などで頭角を現した後、ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)を大ヒットに導いた。近年の話題作には『フリー・ガイ』(2021)がある。
『アダム&アダム』(2022)でも絆を深めたライアン・レイノルズとは、ファン待望作『デッドプール3(原題)』でも再タッグ。Deadlineによれば、レヴィは『デッドプール3』の仕事を終えた後、『スター・ウォーズ』に集中する運びだという。『デッドプール3』は2023年夏までに撮影を始め、2024年11月8日に米公開予定。これに従って、2025年初頭より着手できるものと見られる。
『スター・ウォーズ』はドラマ作品の拡充が目立つ一方、劇場映画は2019年の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』以来、具体的な公開予定がない。ただし企画浮上の報道は相次いでおり、ドラマ「LOST」(2004-2010)などのデイモン・リンデロフが手がける新作映画も10月に明らかになったばかり。ほか、タイカ・ワイティティ監督やケヴィン・ファイギによる企画も存在しており、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)ライアン・ジョンソン監督による新3部作構想もひとまず存続している。
レヴィによる新企画を独占で報じたのは米Deadlineだが、ルーカスフィルムはこうした報道を快く思わないだろう。企画判明が先行した後に(製作者降板や無期延期などによって)頓挫するケースが相次いだルーカスフィルムに対して、親会社ディズニーが「新たなプロジェクトやスタッフを発表しないように」と指導していたとされるからだ。先述のようにレヴィが本企画に着手できるのは2025年頃になってのこととなるが、今度こそ実現なるか。快活なアクション・コメディを得意とするレヴィだけに、『スター・ウォーズ』に新たな息吹を吹き込んでくれることに期待したい。
Source:Deadline