実写版『リトル・マーメイド』エリック王子役は新鋭ジョナ・ハウアー=キング ─ 『ベラのワンダフル・ホーム』など出演

ディズニー実写版『リトル・マーメイド(原題:Little Mermaid)』に、主人公アリエルが恋に落ちるエリック王子役として、イギリスの新鋭俳優ジョナ・ハウアー=キングが決定した。米Variety、Deadlineなど複数のメディアが報じている。
エリック王子は、自身の操縦する船が嵐で沈没した際、アリエルによって命を助けられる。そのときエリックに恋してしまったアリエルは、再会を願って海の魔女アースラとの契約を結び、人間の姿になる代わりに声を奪われてしまうのである。
もともと実写版のエリック王子役には、ワン・ダイレクションのフロントマンであり、『ダンケルク』(2017)に出演したハリー・スタイルズが契約交渉に入っていた。しかしハリーが出演を見送ったことから、このたび、『ベラのワンダフル・ホーム』(2019)やイギリスの映画・ドラマに多数出演するジョナ・ハウアー=キングが抜擢された。報道によると、他の候補者には、DCドラマ「クリプトン」(2018-2019)のキャメロン・カフがいたとのこと。ジョナとキャメロンは揃ってオーディションに臨み、その結果、ジョナに白羽の矢が立てられたという。

実写版『リトル・マーメイド』には、ヴィランのアースラ役で『ゴーストバスターズ』(2016)『ある女流作家の罪と罰』(2018)メリッサ・マッカーシー、アリエルの父トリトン役で『ノーカントリー』(2007)『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017)ハビエル・バルデム、鯛のフランダー役で『ルーム』(2015)『ワンダー 君は太陽』(2017)ジェイコブ・トレンブレイ、カモメのスカットル役で『クレイジー・リッチ!』(2018)『オーシャンズ8』(2018)オークワフィナ、そしてカニの宮廷音楽家セバスチャン役で『ブラインドスポッティング』(2018)ダヴィード・ディグスが出演する。
監督を務めるのは、『メリー・ポピンズ リターンズ』(2019)のロブ・マーシャル。同作でマーシャル監督とタッグを組んだデヴィッド・マギー、『キングスマン』シリーズのジェーン・ゴールドマンが脚本を執筆する。プロデューサーは実写版『アラジン』のマーク・プラットらが担当し、音楽は1989年のアニメ版でおなじみの名曲に加え、ディズニー映画音楽の名手アラン・メンケンと『モアナと伝説の海』(2016)リン=マニュエル・ミランダによる新曲が追加される予定だ。
実写映画版『リトル・マーメイド(原題:Little Mermaid)』は2020年初旬の撮影開始予定。