『ローガン』予告編第二弾、ローラの活躍が明かされる 年老いたローガンとプロフェッサーXにも注目
アメリカでの映画公開を2017年3月に控えて、ウルヴァリン・シリーズの最終作『ローガン』の予告編の第2弾が公開された。まず、復習として予告編第1弾を観ておこう。
予告編第1弾
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=Div0iP65aZo]
この予告編を観る限り、ローラと呼ばれる謎の少女はか弱そうな印象を受ける。ローガンとプロフェッサーXと共に追跡チームから逃げているようだ。この予告編だけから伺えるのは、ローガンが他の2名を守るために戦うのだろうというイメージだ。
ところが今回公開された予告編を見てみると、その予想は大きく覆される。
予告編第2弾
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=RH3OxVFvTeg]
新しく公開された予告編の冒頭、ガソリンスタンドの売店で店員に襲いかかろうとするローラを静止するローガンが映る。残りの映像のほとんどがローラの戦闘シーンである。むしろローガンの戦闘シーンはおまけ程度のものである。
私が以前原作コミックから予測した通り、ローラは片腕に2本ずつ、両手で4本の爪で戦うようだ。動きはものすごく俊敏である。それらを活かして今回の映画ではバリバリ主役級の活躍をすることが期待される。
『ローガン』でのヴィラン、ドナルド・ピアース

新予告編でローラたちを追跡している謎の男は、今作のヴィランとなるドナルド・ピアースとされている。

このドナルド・ピアース、原作では映画『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』に登場したセバスチャン・ショウと一緒に”ヘルファイア・クラブ”という悪徳貴族集団のメンバーとしてXメンと頻繁に戦っている。ドナルドはサイボーグであり、様々な機械を肉体に装備してXメンを苦しめていた。予告編でローラの追跡チームを仕切っているのが彼と目されるが、サイボーグの証拠として手がメカメカしくなっている。
また、『X-MEN:アポカリプス』にも登場したキャリバンが、『ローガン』でも役者を変更して登場する。

キャリバンは、ミュータントの居場所を検知する能力の使い手。逃げるローガンたちを追跡するのに暗躍すると想像できる。
年老いたローガンとプロフェッサーX

ローガンは『ウルヴァリン:SAMURAI』の中で、腕の爪を強化しているアダマンチウムを抜かれて骨の爪となってしまうが、『X-MEN:フューチャー&パスト』での歴史改変でアダマンチウムを取り戻す。
しかし今回は年老いてしまい、自慢の超回復能力が衰えているか、もしくは機能しておらず、背中の傷も治っていない。おそらく爪を出した跡も治癒しきらない様子が伺える。俊敏な動きは健在のようだ。

プロフェッサーXは、今回公開されている2つの予告編ではミュータント能力を発揮している姿は見受けられず、ローガンの精神的支えとして活躍しているようにも見える。演じるパトリック・シュチュワートも76歳になり、年寄り感たっぷり。劇中ではおなじみのテレパシーが使用されるのは間違いないと考えているが、どういったところでこの能力が活躍するのかは注目したい。
日本での公開は2017年6月で、アメリカより3ヶ月遅れての公開となるが、あとすこしの辛抱だ。ネタバレに注意しながら楽しみに待ちたい。
Eyecatch Image:https://youtu.be/RH3OxVFvTeg
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