マーベル「ロキ」はトム・ヒドルストンの魅力炸裂、マーベル社長「すごいことになる」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ロキ」は、『マイティ・ソー』シリーズでおなじみ、ソーの弟・ロキを主人公とする物語。このたびマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、演じるトム・ヒドルストンの魅力が炸裂するシリーズに仕上がっていることを予告した。
「ロキ」は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)ののち、スペース・ストーンとともに姿を消したロキの“その後”を描く物語。人類史のあちこちにロキが出没、歴史的事件に影響を与えていくようだが、先日公開された予告編では、マルチバースを監視して相互の干渉を抑える組織「TVA(Time Variance Authority)」にさっそく捕縛され、なにやら任務めいたものに臨む様子が確認できた。
米Emmy Magazineにて、ファイギ社長は「作品全体をトムに任せると、本当にすごいことになる。すべてのシーンを彼が引っ張っていくんです」とコメント。これまでのMCU作品でも、トム演じるロキは時にユーモラスに、時に悲しく、登場ごとに観客の注目をさらってきた。では、そんな彼を主人公にするとどうなってしまうのか。トム自身は以前「かつてないロキをお見せする」と述べ、「真摯に演じる、新たな挑戦をもって表現するのなら、あらゆる意味で彼を変化させなければいけない」と語っていたが、その真価がいよいよお目見えとなる。
ロキのアイデンティティや成長を描くともいわれる本作では、ロキと対峙する顔ぶれにも注目だ。共演者には『ナイト ミュージアム』シリーズのオーウェン・ウィルソン、『美女と野獣』(2017)ググ・バサ=ロー、『イエスタデイ』(2019)ソフィア・ディ・マルティノー、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)リチャード・E・グラントら。ちなみにファイギ社長は、「トム・ヒドルストンとオーウェン・ウィルソンがテーブル越しに脚本15ページぶんのセリフをやり取りするシーンがあります。素晴らしいですよ」とも語っている。俳優同士の演技バトルも見どころとなりそうだ。
ドラマ「ロキ」は、2021年5月にディズニープラスにて日米同時配信開始。製作総指揮・脚本は「リック・アンド・モーティ」(2013-)のマイケル・ウォルドロン、監督はNetflixドラマ「セックス・エデュケーション」(2019-)のケイト・ヘロン。
Source: Emmy Magazine