マーベルドラマ「ロキ」は複数シーズン展開の方針 ─ マーベル幹部が認める

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作ドラマシリーズ「ロキ」は、やはり複数のシーズンを前提に製作されているようだ。マーベル・スタジオ幹部のネイト・ムーア氏が、米IndieWireの取材にて認めている。
「ロキ」は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後の世界を舞台に、トム・ヒドルストン演じるロキが再び“暗躍”する物語。シーズン2製作の可能性は2021年1月に報じられていたが、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は「(シリーズのありかたは)多様なもの」と述べ、あくまでも明言を避けていた。
今回、ムーア氏は「これは秘密ではないと思いますが、『ロキ』のストーリーテリングには非常に大胆かつクレバー、クールなところがあります。それは一度きりではなく、複数のシーズンに展開されることがふさわしい」と発言。これは「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」がエミー賞のドラマ・シリーズ部門に提出されることを受けて、今後、複数シーズンにまたがる作品の可能性を問われた際に「ひとつ思いついた」として回答されたものだ。マーベルはドラマ作品の将来的な計画を基本的に明かしていないため、「ロキ」は極めて珍しいケースと言える。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、過去の世界でアベンジャーズに捕縛されたロキが、ひょんなことから四次元キューブを手に入れて逃走に成功。ところが本作では、ロキが“時間の流れを守る”という謎の組織TVA(Time Variance Authority)に再び捕まり、自分が改変した現実を元に戻す任務に挑むことになる。シリーズは全6話構成(各話40~50分予定)だが、どのように物語が拡張されていくのかも見どころと言えそうだ。
なおムーア氏は、ロキ役のトム・ヒドルストンについて「最高の仕事をしてくださっています。本当に素晴らしい」とコメント。「これまでも見事なお仕事をなさっていますが、この作品では(トムの)さまざまな側面を、本当の幅広さをお見せします。みなさんを驚かせることになりますよ」と自信を語った。
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ロキ」は2021年6月11日(金)16時に日米同時配信。
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Source: IndieWire