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【ネタバレ解説】「ロキ」シーズン2第3話、エンディングの意味深発言の意味とは? ─ 「このシーズンで明かされる」と製作者

ロキ
© 2023 MARVEL.

この記事には、「ロキ」シーズン2第3話「1893」のネタバレが含まれています。

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「ロキ」シーズン2第3話、ラヴォーナ・レンスレイヤーの秘密

「ロキ」シーズン2第3話「1893」では、TVAの動乱をこっそり抜け出していた裁判官ラヴォーナ・レンスレイヤーの動向が判明した。彼女がいたのは、神聖時間軸上にある1868年のシカゴ。在り続ける者のお告げを信じるミス・ミニッツに言われるがまま、ラヴォーナはTVAから組織の全てが記されたハンドブックを持ち出し、少年時代のヴィクター・タイムリーが住んでいた家に投げ入れる。

25年後、1893年の分岐時間軸のシカゴでは、大人となったヴィクター・タイムリーがとびっきりの発明品で街の人々を驚かせていた。ミス・ミニッツとラヴォーナはタイムリーにアプローチし、預言通りの道筋へ誘おうとする。しかし、そこにロキ&メビウス、シルヴィの横槍が入り、企みは失敗に終わってしまう。第3話は、ラヴォーナがシルヴィによって「時の終わり」へと送り飛ばされてしまったところで閉幕。そこには、在り続ける者の腐敗した亡骸が残されていた。

エンディングでは、ミス・ミニッツがラヴォーナに関する秘密を知っていることが明かされた。それが何であれ、ラヴォーナ自身が知ってしまうと「はらわたが煮えくりかえる」ほどの秘密だという。米Gamesrader+では、プロデューサーのケヴィン・R・ライトが同シーンについて言及し、「彼女がどこから来たのか、彼女がなぜ怒り、なぜとても傷つくことになるのか。このシーズンの中で明かされていくことが理解できると思います」と予告している。

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劇中ではカーンの変異体であるタイムリーがラヴォーナに惹かれているような描写があるが、これは原作コミックの設定を部分的に踏襲したもの。ライトが「コミックでは、彼女がカーンだったり、時には彼女がカーンと手を組んだり、または敵対したりします」と語っているように、2人をめぐる歴史は長きにわたる。

ラヴォーナのコミック初登場は、1965年刊行の「Avengers #23」。40世紀、征服者カーンはある王国を征服しにやってくるが、王の娘ラヴォーナに恋をしてしまう。片思いはうまくいかず、カーンとラヴォーナは敵対関係にもなるが、アベンジャーズを巻き込んだ大きな戦いを経て2人は結ばれる。しかし、ラヴォーナはこの戦いで命を落としてしまう。

1986年刊行の「Avengers #269」では、カーンと雷神ソーの戦いが描かれ、カーンの人格は二つに分裂。そのうちの一体「プライムカーン」は、ラヴォーナを復活させようとタイムラインを分岐させるのだ。

ライトら製作陣は、「ロキ」でのラヴォーナを「とても慎重に扱いたいと思った」という。それは彼女がコミックで「いくつもの役割を担い、最初にこうなると思った以上の存在になるなど、豊富な歴史を持っている」と感じたため。ミス・ミニッツが語ったラヴォーナの秘密が明かされるのは時間の問題だが、そのヒントはコミックの物語に隠されているかもしれない。

ちなみに、シーズン2第2話で監督を務めたダン・デリーウは、「決定版カーン」なるキャラクターの存在を示唆しながら、「まだ影から出てきていない誰かがいると思います」と語っていた。タイムリーはあっさりロキ&メビウスに拘束されてしまったが、果たして“決定版カーン”なる人物とは……。

「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中。

Source:Gamesrader+

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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