【ネタバレ解説】「ロキ」シーズン2第4話衝撃のラスト、何が起こったのか ─ 次回は「新しい領域へ」、プロデューサーが予告

本記事では、「ロキ」シーズン2第4話「TVAの心臓」のネタバレが含まれています。

「ロキ」シーズン2第4話衝撃のラスト、何が起きた?
「ロキ」シーズン2第4話「TVAの心臓」では、まさしくTVAの“心臓”である織り機が、時間軸の分岐により崩壊寸前に。ロキたちはヴィクター・タイムリーの力を借りながら、織り機暴走の阻止に奔走していた。
その頃、TVAでは分岐時間軸を大量に剪定したドックス将軍と部下のミニットメンたちが拘束されていた。ハンターB-15ら残った者たちは彼らの処遇を検討し、セカンドチャンスを与えることにする。しかし、時の終わりに転送されていた裏切り者のラヴォーナ・レンスレイヤーとミス・ミニッツが隙を狙ってTVAに侵入。寝返ったX-5を除き、皆殺しにしてしまった。

これを知ったロキたちだが、考えている時間もなく、織り機の暴走を止めることに専念。ミス・ミニッツの再起動、ラヴォーナの剪定をやってのけ、いよいよ決死のミッションに挑む時が来た。作戦実行者に名乗り出るロキに対し、倍速機については自分が詳しいからとタイムリーが手を挙げる。
防護服を着たタイムリーは勢いよく通路へ飛び出すが、全身が紐状に細断されてあっさりと消滅。思った以上に放射線が強く耐えきれなかったのだ。O.B.も成功はあくまで理論上の話だと強調していた。その後、織り機の暴走は拡大し続け、画面は突如ブラックアウト。数秒ののち、エンドロールに移った。

“その後”を想像するならば、織り機の爆発は空間全てを飲み込み、ゲームオーバーだろう。とはいえシーズン2はあと2話残っており、物語が幕を閉じるには少々早い上、あの終わり方ではあまりに酷すぎる。ここで安心させてくれるのが、製作総指揮を務めたケヴィン・ライトだ。ライトは米Gamesrader+で、第4話のラストがむしろ「物語を加速させる」ものだと語り、今後の展開を予告している。
「とても素晴らしいクリフハンガーが出来ただけでなく、あの後の展開は完全なる新たな領域です。もしシーズン2の最初の4話が、物事が崩壊したり上手くいかなかったり、もしくは正しくない選択が選択されてしまったりすることを描くのならば、残りの物語では、どこか美しく深遠な場所に連れていってくれるでしょう。」
抽象的な表現に留めたライトだが、次に目を覚ましたロキたちの前には別世界が広がっていることだろう。織り機の爆発は、約137億年前に起きたとされる大爆発“ビッグバン”のように、新たな“宇宙”の始まりを告げるのかもしれない。その善し悪しはさておき……。
また、ロキたちが生き残ることができたとして、重要キャラとされていたラヴォーナやミス・ミニッツ、そしてタイムリーまでもがリタイアしてしまったが、製作陣の思惑とは。第5話の配信開始が待ち遠しいばかりだ。
「ロキ」シーズン2はディズニープラスで独占配信中。
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Source:Gamesrader+