「ロキ」シーズン2、タイムスリップ時の身悶えはトム・ヒドルストンが丹精込めて表現していた

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマ「ロキ」シーズン2では、“タイムスリップ(時間移動)”と呼ばれる謎の現象がロキを襲う。引きずり込まれるたびに身悶えるロキの姿は痛々しかった。
タイムスリップ発生時、ロキの身体には不規則な“歪み”が伸びたり縮んだりして生じていたが、これはCGによって表現されたもの。しかし、シーズン2で制作総指揮を務めたケヴィン・R・ライトが米TV Lineに語ったところによれば、演じたトム・ヒドルストンは、いい加減に腕を振り回したり身をよじったりしていたのではなく、一つひとつのポーズに丹精を込めて動いていたという。
「彼による生の演技の(映像)素材はたくさんあります。もし彼が5つの方向から引っ張られていたとしたら、彼は一つひとつに対して、オーダーメイドのパフォーマンスを行います。現場にいたら、トム・ヒドルストンが心を込めて演技をしている姿を目にしていたでしょう。あの痛みは、全て彼の演技から生まれているんです。」
ロキにとってタイムスリップは未知の現象で、制御することもできない。もしヒドルストンが型にはまった動きをしていたら、“コントロールできないもの”へのリアリティが欠けていただろう。ライトも「長年のダンスレッスンの賜物」とジョークを交えながら、「彼の身体能力のおかげです」とヒドルストンへの敬意を示した。
シーズン2第1話「ウロボロス」では、タイムスリップを止めるべく、ロキは命懸けの剪定任務に挑んだ。無事メビウスと再会できたということは、タイムスリップももう2度と起きないはずだが、果たして……。
「ロキ」第1話はディズニープラスで配信中。
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Source:TV Line