マーベル「ロキ」シーズン2、平川大輔ら日本版声優が揃って続投へ ─ 新キャラクターO.B.役には水島裕

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作「ロキ」シーズン2より、ロキの日本版声優に平川大輔の続投が決定した。さらに、ロキの相棒メビウス役に志村知幸、シルヴィ役に佐古真弓、“ヴィクター・タイムリー”役に中村和正、ミス・ミニッツ役に松浦裕美子、ラヴォーナ・レンスレイヤー役に鷄冠井美智子、ハンターB-15役に斉藤貴美子と、前シーズンの吹き替え声優陣が揃って続投する。
『マイティ・ソー』シリーズや『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)など、数多くのMCU作品に登場し、“裏切り王子”と呼ばれるヴィランでありながらも圧倒的な人気を獲得しているロキ。MCUでヴィラン初の主人公の座を獲得し、MCU初の“シーズン2”も勝ち取った愛されキャラクターだ。
そんな彼を10年以上に渡って演じ続けてきた、マーベル作品と“ロキ”をこよなく愛する平川は「ロキが主人公のドラマ作品が決定した時も感慨深かったですが、そのシーズン2が決定し、再び吹き替えを担当させて頂けることが決まった時は本当に嬉しかったです!」と続投に大歓喜。シーズン1では、時空を超えたロキが“時間の流れを守っている組織TVA(時間変異取締局)に捕まり、世界の時間を修復するミッションに協力させられる姿が描かれた。
ミステリアスさが加速するシーズン2では、謎の“タイムスリップ現象”に見舞われたロキが世界の破滅という未曾有の危機を防ぐために奔走する。平川は今回の物語について、「いつも周囲を裏切るのに何故か憎めないロキは今回、ミステリアスなタイムトラベルの冒険に出ます。シーズン2でも、皆さんにより愛して頂けるキャラクターになっているのではないかと思います」と、“ロキ愛”とともに説明している。
言葉の端々からロキへの愛着が溢れ出る平川。「時に狡猾だったり、不敵だったり、かと思えば思いも寄らぬアクシデントに驚いたりガッカリしたりキレてみたり、さらにその微笑みはとてもキュート……。そして時おり見せるどこか寂しげな表情や迷い、苦悩する姿は、神でありながらどこか人間っぽくも見えて親近感を感じさせます。そんなくるくると変わるロキの表情は彼の最大の魅力の1つだと思います」と熱を込め力説した。
そして今回、“世界の破滅”を防ごうとするロキの前に立ちはだかると言われているのが、「ロキ」シーズン1に登場し、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023)でもメインヴィランとして過激な活躍を見せた“征服者”カーンの変異体と言われる“ヴィクター・タイムリー/在り続けるもの”。枝分かれした歴史の中で様々な“変異体”のカーンが存在していると言われており、マーベルファンでもある平川も「今作は、今後の『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』の映画にも繋がっていくことが期待されているとのことなので、ファンの皆様は必見です!ぜひ1シーンも見逃さない勢いでご覧下さい」と熱烈な期待を込める。今後アベンジャーズの前に立ちはだかるであろうカーンの“猛威”と、そんな脅威に嘘と裏切りを駆使して立ち向かうロキの姿に期待したい。
また、本作から新たにMCUの仲間入りを果たす新キャラクターO.B.役として水島裕の参戦も決定。世界の“時間”を股にかけた冒険でロキはどんな悪戯を見せるのか?ミステリアスさが加速する謎解きタイムトラベル・スリラーの開幕は近い。

「ロキ」シーズン2は2023年10月6日、ディズニープラス独占配信。