「ロード・オブ・ザ・リング」ドラマ版、撮影参加のキャストが降板 ─ 複雑な心境を吐露「どうにもならないこと」

J・R・R・トールキン著『指輪物語』を原作とする、ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング(原題:Lord of the Rings)」に起用されていたトム・バッジが、撮影に参加していたにもかかわらず、作品から降板したことがわかった。バッジ自らが離脱を発表するとともに、現在の心境を明かしている。
ドラマ版の撮影は、2020年2月より始動。途中、コロナ禍の影響で一時中断を余儀なくされたものの、無事に再開され、2021年内の配信を目指して順調に進行していたと見られる。
その最中、2020年12月に発表された追加キャストの一員として本シリーズに参加していた俳優トム・バッジが、自らの降板をInstagramで発表した。制作を担当するAmazon Sutdiosやキャスト・プロデューサー陣とは良好な関係を維持したまま、円満離脱に至ったようだが、その一方で悲しみも混じった複雑な心境を以下のように明かしている。
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「愛する皆さん。これを綴るのはとても悲しいことではありますが、私はAmazonの『ロード・オブ・ザ・リング』から離脱することになりました。
去年撮影した最初の数エピソードのショットを最近確認したAmazonが、私が演じていたキャラクターを違う方向で描くことを決めたのです。
新しくワクワクするような、美しいものと信じて挑戦したことに対して励ましを送って下さったクリエイティブ・チームには感謝しなければいけません。
そして、とても大変かつ慣れない経験の中でも、私に愛や支援、友情を下さった素晴らしいキャスト、クルーの皆さんにも心から感謝を伝えます。ああ、どうにもならないこともあるのですね。」
本シリーズでバッジが演じていたキャラクターは定かでない。同キャラクターを巡って、今後Amazon側がいかなる選択肢を取っていくのかも不明である。“別の方向で”というバッジの言葉から察するに、代役を起用する可能性が高そうだが、いずれにしても続報を待ちたいところだ。
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