新アニメ映画『ロード・オブ・ザ・リング:ウォー・オブ・ロヒアリム』、2024年4月に米公開決定

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのアニメ映画版、『ロード・オブ・ザ・リング:ウォー・オブ・ロヒアリム(原題:The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim)』が、2024年4月12日に米国公開されることが決定した。米Varietyが報じている。
『ロード・オブ・ザ・リング:ウォー・オブ・ロヒアリム』は、J・R・R・トールキンの原作小説『指輪物語』に基づき、ピーター・ジャクソン監督による『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』各3部作と同じ世界観で製作される。『ロード・オブ・ザ・リング』トリロジーから約250年前が舞台となり、ローハンの王であるヘルム・ハンマーハンドを主人公に、『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(2002)に登場した角笛城の血塗られた歴史が描かれるという。
A new #LordOfTheRings original anime feature titled “The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim” is set for release in April 2024.
Variety can exclusively reveal the first look at the film’s concept art: https://t.co/1XzjXccQ2U pic.twitter.com/wHuBGVytwq
— Variety (@Variety) February 14, 2022
Varietyは、公開されたコンセプトアートを一見する限り、『ウォー・オブ・ロヒアリム』は、ジャクソン監督が手がけた『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズの創造的なDNAを引き継いでいるようだと伝えている。それもそのはず。本作は、ストーリー&ビジュアル面でピーター・ジャクソン版の影響を受ける作品となるため、両シリーズ各3部作でペンを執ったフィリッパ・ボウエンが製作総指揮で参加している。
ボウエンの娘であるフィービー・ギティンスと執筆パートナーであるアーティー・ パパジョルジュが、「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」(2019)のジェフリー・アディス&ウィル・マシューズの原案をもとに脚本を担当。監督には、テレビ版「攻殻機動隊」シリーズや「ULTRAMAN」(2019)「攻殻機動隊 SAC_2045」(2020)の神山健治が起用されている。その他のクリエイティブ・メンバーには、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのメイクアップ&視覚効果でオスカーに輝いたリチャード・テイラー、同シリーズで美術賞を受賞したアラン・リー、トールキンの小説で挿絵を手掛けるイラストレーターのジョン・ハウといった錚々たる精鋭が名を連ねている。
ピーター・ジャクソン版に続いてワーナー・ブラザースとニュー・ライン・シネマ(New Line Cinema)が製作を務め、米ワーナー・ブラザースが世界配給を担当。現時点で声優陣は発表されていない。
ちなみに、『ロード・オブ・ザ・リング:ウォー・オブ・ロヒアリム』とは無関係だが、『指輪物語』関連の企画として、Amazon製作のドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」が2022年9月2日(金)よりPrime Videoにて独占配信予定。
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Source:Variety