アンソニー・マッキー、新キャプテン・アメリカ襲名に「光栄です」 ─ 13年前、路上で出会った少年との思い出語る

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」では、先人の意志を継いだ新たなヒーローが誕生した。2014年公開の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』より、ファルコンとしてMCUで活躍してきたサム・ウィルソンだ。
この記事には、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」最終話までのネタバレが含まれています。

サムはスティーブ・ロジャースから託された盾と共に、黒人キャプテン・アメリカとしてアメリカの正義を背負っていくことになる。この重責を担うことになるサム役のアンソニー・マッキーは、どのような心境でいるのだろう。
「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」全6話が配信された後、マッキーは米トーク番組The Late Show with Stephen Colbertに出演。司会者のスティーブン・コルベアより、「あなたにとってキャプテン・アメリカであること、そして初の黒人キャプテン・アメリカとなったことは何を意味するのでしょう?」と訊かれるや、「興味深くもあり、とっても光栄でもあります」とマッキーは答えた。「金曜に最終話で完結するまで、あまりピンと来てなかったんですけど、息子たちと一緒に見て言葉も出なかったです」。
どうやらマッキーには、MCUに参加するずっと前に、キャプテン・アメリカにまつわる印象的な思い出があったようで、この出来事がマッキーのキャプテン・アメリカ就任への思いを更に強めることとなった。「2008年、僕がブルックリンに引っ越したばかりの頃を覚えています」と切り出すマッキーは、以下のように振り返る。
「通りを歩いていたら、シリアルの箱で目の部分を切り取って頭に被っている小さな男の子がいたんです。その箱には青のスプレーで“A”と書いてありました。“何をしてるの?”と聞くと、男の子は“悪者と戦っているんだ。僕はキャプテン・アメリカなんだ”って。その少年を見て、13年後に自分がそのユニバースに身を置いていることを考えると、本当に謙虚な気持ちになると同時に興奮もします。だって、世界中の小さな子どもたちにとって、そういった大きな影響があるからです。」
この後、「家族や友達の反応はどうですか?」と訊かれたマッキーは、「全く無いです」としながら、「彼らの目標は僕を謙虚のままでいさせることなんだと捉えてます」と話している。ある友人からは「一番ブサイクなキャプテン・アメリカにならないとダメだからな」とまで言われたそうだ。
現時点で、マッキーが演じる新生キャプテン・アメリカが次に登場する作品は定かでない。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第6話後に発表された『キャプテン・アメリカ』シリーズ第4作への出演も期待されているが、マッキーはマーベル・スタジオから「何も聞いていない」という。
Source: The Late Show with Stephen Colbert