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18禁ハイジ『マッド・ハイジ』ハイジの紹介動画が公開されたが、だいたいモザイクかかってた

マッド・ハイジ
(C)SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM

あの『アルプスの少女ハイジ』をバカグロ実写化したスイス初の18禁エクスプロイテーション映画『マッド・ハイジ』より、むちゃくちゃなキャラクター動画が届けられた。本家アニメを思わせる牧歌的な雰囲気で始まるが、いきなり「死刑だ!」とかいう物騒なワードが登場する。

どうしてあのハイジがこんな乱暴なキャラクターになってしまったのか。最初こそ我々のイメージ通りアルプスの大自然を駆け回っていた健やかに育った健全なハイジ。ペーターと愛をささやき合い幸せな日々をすごしていた。しかし、ある日愛するペーターがハイジの目の前で違法な闇チーズ取引の罪で公開処刑されてしまう。

絶望のどん底に突き落とされたハイジは覚醒。復讐を果たすため「教えておじいさん、復讐の仕方を」というわけで猛特訓に励む。すっかり逞しくなったハイジは、「全員ぶっ殺してやる!クソ野郎ども」とこれまで口にしたこともないであろう酷い言葉を発し、ハルバードを振り回し兵士たちを一網打尽。次第に生き生きとした表情で兵士の首を素手で決めていくようになる。

終いには「これでヨーデルしてな」と下ネタにまで手を出し男性兵士の局部に武器を突き刺し、真っ二つに切り裂くという成長っぷりを見せつける。「私はもういい子じゃない」と仲間たちと共に復讐を誓うハイジは、邪悪な独裁者を血祭りにあげ、母国を開放することができるのか。

幾度となく映像化されてきたヨハンナ・シュピリの児童書『アルプスの少女ハイジ』。高畑勲と宮崎駿による1974年のTVアニメは、日本やヨーロッパを含む世界各地であらゆる世代を超えて愛され続けている。このスイスが誇る名作を、同国出身の監督とプロデューサーがB級エログロバイオレンスバージョンにアレンジした、〝スイス映画史上初のエクスプロイテーション映画”が誕生。

マッド・ハイジ
(C)SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM
マッド・ハイジ
(C)SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM

配給会社はR15になるよう修正を入れようと試みたが、過激なシーンが画面一杯に本編で随所に繰り広げられているために、修正を断念したという。世界19か国538人の映画ファンによるクラウドファンディングで、約2億9千万円もの資金集めも話題を呼んだ。アニメ版のおなじみのシーンの数々を再現するなど、日本へのリスペクトも随所に感じられる仕上がりとなっている。 

映画『マッド・ハイジ』は2023年7月14日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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