『スパイダーマン』新スピンオフ『マダム・ウェブ』は「みんなが期待するスーパーヒーロー映画とは違う」

『ヴェノム』シリーズや『モービウス』に続く、米ソニー・ピクチャーズによる『スパイダーマン』ユニバースの新作映画『マダム・ウェブ(原題)』でスパイダーウーマン/ジュリア・カーペンター役を演じるシドニー・スウィーニーが、本作の見どころを示唆している。
マダム・ウェブは、神経筋疾患を患った盲目の老女で、蜘蛛の巣のような生命維持装置に身体を繋がれているキャラクター。超能力的なパワーを持つことから、「ソニー版ドクター・ストレンジ」とも形容されている作品だ。
スウィーニーが演じるジュリア・カーペンターは、コミックでクモの毒と特殊な植物の抽出物を混ぜ合わせた血清を注入されてスーパーパワーを手にし、2代目スパイダーウーマンとなる。
米Varietyの取材に応じたスウィーニーは、スパイダーウーマン役に決定した時のことについて、「もちろん、パニくりましたよ。すぐにコミックストアに行って、自分のキャラクターが登場するコミックを全部買いました」と振り返った。
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映画については、「みんなが期待するスーパーヒーロー映画とは違うと思います。ココ重要! タブロイド紙は、私たちの発言全部を取り上げるでしょうから」とコメントし、映画の意外性を仄めかした。
また、「マーベル・シネマティック・ユニバースで自分のキャラクターがさらに幅広い役割を担うことを望んでいますか?」との質問には、ゆっくりとお茶を一口飲む前に、控え目に「イエス」と答えたというスウィーニー。スパイダーウーマンを主役にした単独映画の可能性については、「引っかけの質問はお見通しだ」と言わんばかりに微笑みながら肩をすくめたとのこと。
マダム・ウェッブ役で主演するのは、、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズや『サスペリア』(2018)などで知られるダコタ・ジョンソン。その他に、「アメリカン・ホラー・ストーリー」(2011‐)などのエマ・ロバーツ、『モーリタニアン 黒塗りの記録』(2021)主演のタハール・ラヒム、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2020)のセレステ・オコナー、『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017)のイザベラ・メルセドらが出演する。
監督を務めるのは、「Marvel ザ・ディフェンダーズ」(2017)『コラテラル 真実の行方』(2018)などのS・J・クラークソン。『モービウス』『キング・オブ・エジプト』(2016)などでコンビを組んだマット・サザマとバーク・シャープレスが脚本を担当する。
『マダム・ウェブ(原題)』は2024年2月14日に米国公開予定。
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Source:Variety