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『メイドインアビス』ハリウッドで映画化、製作にマシ・オカが就任

メイドインアビス
『メイドインアビス』第1巻(竹書房)

日本の人気ファンタジー・コミック『メイドインアビス』が、ハリウッドにて映画化されることがわかった。米Deadlineが報じている。

つくしあきひと作『メイドインアビス』は、孤児の主人公・リコが、母に会うため、人類最後の秘境とされる大穴「アビス」の探検に繰り出す物語。アビスの中には奇怪な生物が生息し、かつての文明による遺産が残されていた。アビスの深部を目指して旅立つ人々は“探窟家”と呼ばれ、リコの母もまたその一員だったのだ。リコはロボットのレグとともに、アビスの深部を目指す。

報道によると、『メイドインアビス』の映画化企画は初期段階にあり、A24配給の青春スリラー『Low Ride(原題)』を手がけたケヴィン・マクマリンが脚色を担当する。現在、ケヴィンはAmazon製作のモンスター映画を準備中ということで、『メイドインアビス』の実写化に起用される素質は十分備えていると見るべきだろう。

製作はコロンビア・ピクチャーズが務め、プロデューサーには『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』2部作や『ゴジラvsコング』(2021)のロイ・リー、「HEROES/ヒーローズ」(2006-2010)などの俳優マシ・オカが就任。二人は『Death Note/デスノート』(2017)を手がけ、『約束のネバーランド』の映画化企画も進行している。マシ・オカ個人は『進撃の巨人』『ロックマン』のほか『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)の続編映画、さらに『AKIRA』にも携わっている。

『メイドインアビス』は2017年にテレビアニメシリーズが製作され、2020年には続編となる映画版『劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」』が公開された。2022年にはテレビシリーズの第二期を控えているほか、ゲーム版『メイドインアビス 闇を目指した連星』もリリースされる。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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