リーアム・ニーソンと実の息子の共演作、ドライブインシアターも含む米公開が決定

『スター・ウォーズ』クワイ=ガン・ジン役や『96時間』シリーズなどで知られるリーアム・ニーソンと、リーアムの息子で俳優のマイケル・リチャードソン(マイケル・ニーソン)が親子共演を果たす新作映画『Made in Italy(原題)』が、2020年8月7日に米国公開されることがわかった。公開にあたっては、映画館上映だけでなくドライブインシアター上映やデジタル配信も行われることになる。米Deadlineが報じている。
本作は、リーアム演じる自由奔放なイギリス人アーティストのロバートが、亡き妻から相続した家を売却するため、疎遠になった息子とともにイタリア・トスカーナを再訪するハートウォーミングな物語になるという。田舎を訪れた2人は、かつて美しかった大邸宅の荒廃した姿を目の当たりにすることになる。
監督・脚本を務めるのは、『ダンケルク』(2017)でウィナント陸軍大佐役を演じたジェームズ・ダーシー。本作が長編映画監督デビュー作となる。リーアム&マイケルに加え、『ボローニャの夕暮れ』(2008)「センス8」(2015-2018)のヴァレリア・ヴィレロと『トスカーナの休日』(2003)『gifted/ギフテッド』(2017)のリンジー・ダンカンの出演が決定している。
現在、アメリカ国内にある映画館の大多数は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて休業状態にある。ハリウッドの大手スタジオが新作の公開を見送りを続々と発表する中、本作の製作・配給を担当する米IFC Filmsは、一部のドライブインシアターで複数の作品の配給を継続している。2020年3月から現在までに、『レディ・バード』(2017)のビーニー・フェルドスタイン主演の新作映画『How To Build A Girl(原題)』含む、計5作品の上映が行われているという。
アメリカ国内の映画館側は、2020年夏にも営業再開の意向を示しているものの、果たしてそれまでに新型コロナウイルスが収束し、全面的に再開への見通しが立つかどうかは定かではない。
映画『Made in Italy(原題)』は、2020年8月7日米公開予定。
Source: Deadline