マドンナの伝記映画が頓挫、ワールドツアーに専念

ポップ界のレジェンドにして、数多くの大ヒットアルバム・曲を放ってきた“クイーン・オブ・ポップ”マドンナ自らが監督・脚本を務める予定だった伝記映画企画が頓挫したことが明らかとなった。米Varietyが報じている。
製作がキャンセルとなった理由は不明だが、2023年1月中旬、マドンナはニューヨーク、ロンドン、パリなどを周る大々的なワールドツアーを発表しており、その後に伝記映画の中止が明らかになった形。マドンナに近しい関係者によると、現時点でマドンナはツアーにフォーカスしているが、いつか自分の人生を描く映画を製作したいとの意志は消えていないという。
2020年9月に米パラマウント・ピクチャーズが発表した伝記映画は、マドンナの音楽創作活動と私生活の大部分を描く作品になるはずだった。マドンナは、『JUNO/ジュノ』(2007)のディアブロ・コーディと共に脚本の草稿に着手し、その後、『ガール・オン・ザ・トレイン』(2016)のエリン・クレシダ・ウィルソンが脚本作業を引き継いだ。
2022年7月には、「オザークへようこそ」(2017‐2022)で注目されたジュリア・ガーナーがマドンナ役に決定。MCU版『スパイダーマン』シリーズ、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)のエイミー・パスカル、サラ・ザンブレノ、長年にわたるマドンナのマネージャー、ガイ・オセアリーが製作に名を連ねていた。
Source:Variety