ジョナサン・メジャース、決定していた映画主演が見送りに ─ 地元テキサス・レンジャーズの広告キャンペーンからも降板

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』『クリード 過去の逆襲』の大作2本に立て続けに出演し、2023年最も飛躍が期待される俳優の筆頭株だったメジャースは、事件によって突如、業界での居場所を失いつつある。事件のイメージはもちろん、マネジメントも失い、降板ニュースも広まった印象もあって、今後しばらくの俳優活動は明らかに厳しいものとなる。
撮影済みの企画たちは、今後の対応に気を揉むこととなる。マーベル・シネマティック・ユニバースでは「ロキ」シーズン2が撮影済み。メジャースは新たな悪役カーンとして、自身の役名を冠した2025年公開予定の『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』を含む今後の複数作で最重要キャラクターを演じることとなっていた。
既報ではマーベル・スタジオ内にてメジャース降板の検討はなされていないとのことだったが、各社が続々と手を引いている状況を見る限り、親会社ディズニーも何らかの対応に迫られる可能性は決してゼロではない。
同じくディズニー傘下であるサーチライト・ピクチャーズでは、メジャース主演の映画『Magazine Dreams(原題)』が12月8日に米公開予定。5月8日より開廷される裁判の行方次第では、これらの決定済み企画もどうなるかわからない。前代未聞とも言える事態に、ハリウッドの心配は続きそうだ。
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Source:Deadline