「マンダロリアン」ボバ・フェット役俳優、出演が嬉しすぎて2時間早く打ち合わせに到着

『スター・ウォーズ』実写ドラマシリーズ「マンダロリアン」では、ファン待望のボバ・フェットが再登場する。主に『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)に登場する賞金稼ぎだ。
劇中ではクールなボバ・フェットだが、演じたティムエラ・モリソンは再演のオファーを受けて、まるで少年のように喜んでいたようだ。The New York Timesでモリソンは、その時の可愛らしいエピソードを披露している。

モリソンは、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002)で、ボバ・フェットのオリジナル体クローンであるジャンゴ・フェット役を演じている。(つまり、ボバにとっては父親に相当する存在だ)。
実はモリソン、『スター・ウォーズ』の新作映画が公開されるたびに全作を観て、「ジャンゴ・フェットでも何かやってくれないか」とずっと期待していたのだという。「エージェントと何度も話してましたよ。いつになったらお呼びがかかるかな?って」。
しかし、次第に『スター・ウォーズ』からの夢の再オファーのことも忘れていたというモリソン。「この年になってくると、他の選択肢もあり得る。他の人にオファーがいくかもしれない。新人俳優とか、ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)が起用されるかもしれないし」。
そんなモリソンに、念願のフェット役再オファーがかかったのは、別の映画の打ち合わせのためロサンゼルスに滞在しているときのことだった。「マンダロリアン」の打ち合わせに向かうことになったモリソンは、興奮のあまり2時間早く到着してしまったのだという。モリソンはそこでボバ・フェットのコンセプトアートを見せられ、自分そっくりの姿に「これ、自分だ」と言ってしまったのだとか。「でもその時も、あまり興奮しすぎないようにしていました」。
気持ちが抑えきれないモリソン。打ち合わせ中も「何も話さず、ただ“イエス、イエス”と頷いていた」とか。相手方からは役のアイデアなどを話されたというが、「そわそわしすぎて、話の内容が頭を通過していった。とにかく“うわぁ!すごいぞ”という感じだった」というから、モリソンの興奮ぶりがよく伝わってくる。打ち合わせが終わって車に戻ってから、ようやく「これは現実なのか?」と実感が湧いてきたということだ。

ドラマ「マンダロリアン」では、念願のボバ・フェット役を気合たっぷりに演じたモリソン。かくも意欲的だったと知ると、劇中での活躍も一層まぶしく見える。
ドラマ「マンダロリアン」シーズン2は、Disney+(ディズニープラス)にて配信中。
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Source:The New York Times