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『マンダロリアン シーズン3』&『スター・ウォーズ:アソーカ』激アツ名場面、解説 ─ スター・ウォーズ熱再燃のスチールブック発売、ボーナス・コンテンツもレビュー

Star Wars © & TM Lucasfilm Ltd. LLC. All Rights Reserved. Used Under Authorization.

今、スター・ウォーズが熱い!スター・ウォーズの究極かつ最大の祭典「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」が4月18〜20日に日本で17年振りに開催されるのだ。これに合わせたシリーズの期間限定上映やコラボレーション企画も賑わいを見せており、スター・ウォーズ熱がかつてないほど高まっている。

そんなセレブレーション開催目前の4月16日に発売開始となるのが『マンダロリアン シーズン3』『スター・ウォーズ:アソーカ』Blu-ray/4K UHD コレクターズ・エディション スチールブックだ。セレブレーションでパネル発表も予定されている新作映画『マンダロリアン&グローグー(原題)』にも繋がるであろう重要作品である。どちらにも本編映像とボーナス・コンテンツを収録した2枚のディスクとコンセプト・アートカードセット3枚が、貴重なスチールブックに収められる。さらに今なら、対象商品購入で「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 」ロゴステッカーが先着でプレゼントされるキャンペーンも実施中だ。

本記事では、ファンから愛される2作品の魅力を名場面を通して振り返りつつ、ボーナス・コンテンツの内容をたっぷり掘り下げていく。

『マンダロリアン シーズン3』

「マンダロリアン シーズン3」
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“完璧な「スター・ウォーズ」”と評される大人気ドラマ「マンダロリアン」はシーズン3へと突入。孤高のマンダロリアンであるディン・ジャリンとフォースの力を秘めるグローグーの2人の物語であったのが、本シーズンからはいよいよ銀河全体の行く末にかかわる話が展開されていく。ボ=カターン・クライズと手を組み、氏族全体でマンダロア奪還を目指すほか、新共和国の矛盾も描かれた。

2026年には、彼らのスクリーンデビュー作となる大注目映画『マンダロリアン&グローグー(原題)』も控える。映画を存分に楽しむためには必見のシリーズだ。そんなシーズン3の名場面3選を紹介したい。

第2話 ダークセーバーを手に取るボ=カターン・クライズ

「マンダロリアン シーズン3」
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掟を破ったディン・ジャリンは、罪を償うため惑星マンダロアの泉を目指す。マンダロアのかつての指導者ボ=カターンに協力を請うが、シーズン2最終話でディンからダークセーバーを受け取ることを拒否した彼女は仲間から見放されて失意に沈んでいた。しかし、単独で探索を始めたディンの危機をグローグーから知らされると、一目散に救助へ向かう。

ボ=カターンはディンを襲った謎のクリーチャーの攻撃に遭う。無造作に地面に置かれたダークセーバーを目にすると、一瞬のためらいも見せずにたぐり寄せ、敵を切り刻んだ。このシーンは、アクションのかっこよさは当然として、彼女がダークセーバーを手に取る意味という点からも名場面の一つとして数えるのにふさわしいだろう。

ボ=カターンがダークセーバーを手放した経緯はシーズン後半で詳細が語られるが、その決断は名誉のものであった。悲劇の原因は帝国とモフ・ギデオンによる裏切りにあるわけだが、それでも彼女は同志の死への責任とダークセーバーの呪いに苛まれていた。だからこそ、一人のマンダロリアンの危機とあっては、ボ=カターンは迷いなくダークセーバーを手に取り、堂々と振るう。

第2話 N-1スターファイター&ガントレットの共闘ドッグファイト

次の名シーンは、「スター・ウォーズ」ではお決まりと言ってもいい宇宙船の戦闘から。同じく第2話のボ=カターンが乗るガントレットとディンが操るN-1の共闘だ。マンダロアを後にする2人に突然、帝国のファイターが襲いかかってくる。数で圧倒するタイ・インターセプターに対して、ボ=カターンは回避を続けながら反撃を試みる。ディンによる降下からのN-1での垂直脱出というスリリングなアクションで、見る者を一気に引き込んでいく。

最も痺れるのは、ガントレットによる会心の一撃だ。大気圏内という利点を生かしてエンジンを急停止させ、片翼を一気に上げて急旋回。さっと最後のインターセプターを撃破してエンジンを再始動させる。アクロバット飛行は慣れたものと言わんばかりの成長を見せるグローグーと、されるがままに横転するR5-D4の愛らしさも見逃せない。

第8話 ジェットパック軍団の空中戦

「マンダロリアン シーズン3」
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最後は、これまで様々な形態の戦闘が描かれてきた「スター・ウォーズ」で、今まで実現できなかった新たなる戦闘シーン、ジェットパック軍団による空中での殴り合いだ。アニメーション・シリーズ「クローン・ウォーズ シーズン7」ではマンダロリアンとクローン軍の大規模な戦いが繰り広げられたものの、アソーカがメインとなる降下中の戦いと地上戦が主だった。今回は、スターファイターのドッグファイトさながらに、マンダロリアンとジェットパックを装着したストームトルーパーが相対する。

武装が文化特性とされるマンダロリアンの名の通り、多彩な武器と戦術が繰り広げられる。ダークセーバーや膝からのロケットダーツなど盛りだくさんだが、中でも注目は、文字通りの“殴り合い“を展開するアーマラーだ。華麗に飛びながら重々しいハンマーを振りかざす姿は恐ろしくも爽快。この戦闘シーンは、「スター・ウォーズ」のアクションの歴史に堂々と名を連ねる、「マンダロリアン」というタイトルにふさわしい名場面だといえるだろう。

『スター・ウォーズ:アソーカ』

「スター・ウォーズ:アソーカ」
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アニメーション・シリーズ「クローン・ウォーズ」でアナキン・スカイウォーカーの弟子として初登場したアソーカ・タノの初の単独実写ドラマである『スター・ウォーズ:アソーカ』。元ジェダイのアソーカ・タノが主人公となる、王道の「スター・ウォーズ」作品だ。長年「スター・ウォーズ」のアニメーション作品を手掛けてきたデイブ・フィローニが実写作品初の脚本・監督を務めているとあって、アニメーション・シリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」の実質的続編として見ても、その一貫性やキャラクターの描かれ方がファンの期待を裏切らない。

これまた初の実写化となったスローン大提督の登場と、彼の現実的な戦略眼にうならされたファンも多いだろう。ここでは、主人公アソーカに焦点を当て、ライトセーバー戦3選を通じた彼女の物語を振り返ろう。

第4話 ベイラン・スコール戦

「スター・ウォーズ:アソーカ」
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まずは第4話、ベイラン・スコールとの一戦だ。それまでのドロイドやマロックを相手にしたセーバー戦では、明確な勝利はせずとも余裕を見せていたアソーカ。「スター・ウォーズ 反乱者たち」で苦せずして尋問官を撃破した腕前を存分に発揮してきた。しかし、ベイランと対峙する時の空気感はまったく異なる。言葉による応酬の後、静かに火花散る睨み合いが続く。

ついに火蓋が切られると、激しい攻防戦が展開される。アソーカは機敏さでリードするも、徐々にベイランの圧倒的なパワーで押されていく。なんとか隙をついて地図を装置から外すも、その際に手に重傷を負ってしまった。

決定的となったのがサビーヌ・レンの登場だ。出発の前に交わそうとした「エズラを諦めることになっても、スローンの復活を阻止する」という約束が正念場を迎える。弟子が地図を壊す正しい決断ができなければ、銀河に脅威が訪れる。ベイラン・スコールという敵は、アソーカが抱えてきた恐れが頂点に達する瞬間にふさわしい相手であった。

第5話 アナキン・スカイウォーカー戦

「スター・ウォーズ:アソーカ」
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真のサプライズのカメオとは、登場するとわかっていても、いざ姿を見た瞬間にはハッと息を呑んだり、歓喜の声を上げたり、涙が流れたりしてしまうもの。本作でのアナキン・スカイウォーカーの登場は、その最たるものであったと言えるだろう。狭間の世界という特殊な舞台により、彼のフォースの強さを感じられるのみならず、“ヘイデン・クリステンセンによるクローン大戦期のアナキンの実写のままの姿”というプリクエルファンなら垂涎の演出も楽しめる。

アナキンがライトセーバーを交えながらアソーカに授けた教え、「生きるか死ぬか」はシンプルすぎるがために難解にも感じられる。答えることを拒否する弟子に対する師からの猛攻は、守るだけでは避け切ることができない。戦士として攻撃に転じ、かつて見上げていた師を屈服させ、生きることをアソーカが選択すると、アナキンは満足してフォースの冥界へと戻っていった。「スター・ウォーズ」が描いてきた師弟の歴史の結晶とも言うべき力強いシーンである。

第8話 モーガン・エルズベス戦

「スター・ウォーズ:アソーカ」
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最後に取り上げるのはモーガン・エルズベス戦だ。アソーカが実写初登場した「マンダロリアン シーズン2」ぶりのリマッチとなった。ナイトシスターの魔法と剣を授けられて力を増したモーガンが、強敵としてアソーカに立ちはだかる。しかし、力を増したのはアソーカも同じ。絆を深めた弟子サビーヌ・レンの加勢もあって、見事にモーガンを撃破する。

それにしても悲哀を感じさせるのがモーガンの最期だ。スローン帰還の功労者にもかかわらず、別の銀河に殿として取り残されてしまう。挙げ句の果てには、建物もろともスター・デストロイヤーからの爆撃を受けて崩れ去ってしまった。さて、「死と復活を偽るのはナイトシスターとジェダイの得意技」というスローンの言葉は彼女にも当てはまるのであろうか。

ボーナス・コンテンツ:“製造者”とキャラクターの感動的な対面

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本編映像だけでも盛りだくさんの内容だが、それに加えて限定のボーナス・コンテンツもじっくり堪能できるのが、Blu-ray/4K UHDならではの醍醐味だ。2作品それぞれの映像に共通するのが、キャラクターを創り育て上げてきた“製造者”と、実写作品での撮影にあたって体を得たキャラクターたちの対面。つまり、プリクエルでデザインを担当したダグ・チャンとB1バトル・ドロイドの模型、デイブ・フィローニと「クローン・ウォーズ」版のアナキン・スカイウォーカー&アソーカ・タノが対面している様子を目撃することができるのだ。往年のファンなら「製造者に感謝!」と思わず叫びたくなるだろう。

『マンダロリアン シーズン3』には、前2シーズンに続いて物語の背景を紹介する「製作の舞台裏:パート3」、2024年にこの世を去ったグリーフ・カルガ役のカール・ウェザースを追悼する「カール・ウェザースに捧げる」、そして本作で大きな役割を果たす「クリーチャー&ドロイド」など、見ごたえのあるボーナス・コンテンツが豪華収録されている。

「製作の舞台裏:パート3」では、マンダロリアンのアジトや惑星カレヴァラのロケ地が明かされるほか、マンダロリアンの鍛冶の場面では実際に鍛造してリアルさを追求していることが分かる。「クリーチャー&ドロイド」では、本作で多数登場するクリーチャーやドロイドを支えるレガシー・エフェクツ社の活躍も語られる。また、「カール・ウェザースに捧げる」では改めてカール・ウェザースの偉大さにも思いを馳せる機会も提供してくれるだろう。

「マンダロリアン シーズン3」
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『スター・ウォーズ:アソーカ』では豪華4本立てのボーナス・コンテンツが視聴できる。「伝説のアソーカ」はドラマ製作に至るまでの背景や“師弟”というテーマについて語られる。デイブ・フィローニが師弟という点からセーバーのデザインに強いこだわりを見せているのが印象的だ。「師と弟子の道」には、ヘイデン・クリステンセンもインタビューに参加し、本作にかけた想いを丁寧に話してくれる。彼の作品への理解の深さには、驚かされるばかりだ。この他にも、「クローン・ウォーズ」版アナキンの衣装の制作過程や設定を知ることができ、ヘイデンと少女アソーカ役のアリアナ・グリーンブラットが見せる、まるでアニメーションから飛び出してきたかのような仲睦まじい姿はファン必見だ。

「蘇る反乱者たち」では、アニメーション・シリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」の実質的続編として同作の要素をいかに実写へと落とし込んだかという過程が語られる。本作のキャスティングの秀逸さは言うまでもないが、俳優と製作者が作品への愛を持って細部までこだわっていることが分かる。「悪の復活」は、その名の通り、本作の敵役であるスローン大提督、ベイラン・スコール&シン・ハティ、モーガン・エルズベスに焦点が当てられる。鏡のような存在として、アソーカの物語を引き立てた複雑さを併せ持つ敵たちの魅力が深掘りされていく。

「スター・ウォーズ:アソーカ」
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『マンダロリアン シーズン3』と『スター・ウォーズ:アソーカ』をいつでも心ゆくまで堪能できるコレクターズ・エディションスチールブック。どちらの作品も単体として盛りだくさんのアクションやストーリーが描かれるのみならず、今後の劇場公開映画にもつながる重要作だ。“我らの道”を歩む方にも、フォースの導きに従う方にも、ぜひ手に取っていただきたい。

『スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025』の開催を記念して、対象となる「スター・ウォーズ」商品を購入すると先着でロゴステッカーがプレゼントされるキャンペーンも実施中。ここでしか手に入らない貴重なステッカーだ。「スター・ウォーズ」と共にアツく盛り上がった2025年を象徴する二度とない記念品として、ぜひゲットしてほしい。(店頭の特典が無くなり次第終了)

『マンダロリアン シーズン3 Blu-ray/4K UHD コレクターズ・エディション スチールブック』(数量限定)と『スター・ウォーズ:アソーカ Blu-ray/4K UHD コレクターズ・エディション スチールブック』(数量限定)は、2025年4月16日(水)発売。

発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
発売・販売元:ハピネット・メディアマーケティング

Supported by:株式会社ハピネット・メディアマーケティング

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Red 4

「クローン・ウォーズ」が心のふるさとなスター・ウォーズオタク。クスッと笑えたり、へーと思ってもらえるような記事を目指してライター修行中。

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