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【ネタバレ解説】「マンダロリアン」シーズン3第3話、クローン技術の闇と『スター・ウォーズ』映画シリーズへのつながり

マンダロリアン
©2023 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

この記事には、「マンダロリアン」シーズン3チャプター19『改心』のネタバレが含まれています。

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スター・ウォーズ』ドラマ「マンダロリアン」シーズン3チャプター19『転向』は、惑星マンダロアの鉱山にある泉を訪れた前話の直後から始まった。伝説のミソソーを目撃した衝撃から、半ば呆然としているボ=カターンの横で、ディンが目を覚ます。罪を償った証拠として泉の水を持ち帰る間、ボ=カターンは「生き物は見た?」と質問。ディンがミソソーを見ていないことが分かると、話を濁して帰路につくのであった。

ボ=カターンの故郷の星カレヴァラへと船を飛ばしていると、一行はタイ・インターセプターによる襲撃を受ける。2人は反撃しつつ、ディンを城に戻してN-1で加勢させる作戦で対抗。見事な飛行術で6機のインターセプターを撃退することに成功した。

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しかし、お互いの健闘を称え合えたのもつかの間、2人が離れている間にタイ・ボマーがボ=カターンの城を爆撃していたのだ。我が家を破壊された彼女は復讐を試みるが、相手側に大量の援軍が到着したため、2人はハイパージャンプで逃走せざるを得なかった。

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ここで場面は、夜に煌めく摩天楼がそびえた惑星コルサントへと一気に移り変わる。とあるドームの中で、かつてモフ・ギデオンに仕えた科学者ドクター・パーシングがスピーチを行っていた。彼は新共和国が進める“恩赦計画”の対象者として、帝国時代に行った罪を帳消しにされ、新たに新共和国のために働いていた。

このドームについては、『エピソード3/シスの復讐』(2005)でアナキン・スカイウォーカーがパルパティーンから賢者ダース・プレイガスの話を聞いた劇場によく似ている。類似の施設であるか、帝国時代などに改修が加えられたのかもしれない。

帰宅したパーシングは恩赦された人々が住む住宅で、モフ・ギデオンの部下であったイライア・ケインこと、G68と再会する。当初は彼女に対して警戒心を持っていたが、コルサントの観光案内をしてもらうなどして、少しずつ心を通わせていく。ついには、過去のクローン研究を続けたいという本心を明かした。

イライアは「新共和国のため」とルールを破って、研究を続行することを提案。全く活用もせず、帝国の資産を廃棄するだけの単純作業に従事させられたことに飽き飽きしていた彼は、ルールを破ることを決断。2人は廃船処理中のスター・デストロイヤーに忍び込み、研究に必要な道具を盗み出した。だが、これはイライアの罠であった。2人はスター・デストロイヤーから脱出する途中で逮捕されたかに思えたが、捕まったのはパーシングのみ。イライアは彼が帝国の洗脳で暴走していたと密告したのであろう。パーシングはマインド操作の緩和装置にかけられる。

マインド操作(Mind Flayer)という技術は本ドラマのシーズン1第8話で言及されている。モフ・ギデオンに捕まればマインド操作されると焦るキャラ・デューンに対し、グリーフ・カルガは「それは戦時のハッタリさ」と返していた。本話でその実在が確認された形となった。

話は戻り、ディンとボ=カターンはチルドレン・オブ・ザ・ウォッチのアジトを訪れる。アーマラーに泉の水を証拠として渡し、罪を償ったと伝えるためだ。泉の水が本物であると確認されると、ディンは晴れて償いが済んだと宣言され、続けてボ=カターンも泉の水を浴びたため、仲間として認められたのであった。

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Red 4

「クローン・ウォーズ」が心のふるさとなスター・ウォーズオタク。クスッと笑えたり、へーと思ってもらえるような記事を目指してライター修行中。

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