ドラマ「マンダロリアン」は『スター・ウォーズ』版『マッドマックス』を追求 ─ 『新たなる希望』の美学を呼び起こす

『スター・ウォーズ』におけるスカイウォーカーの物語は、2019年12月20日日米同時公開の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で区切りを迎えるが、遥か彼方の銀河系ではまだまだ物語が続いていく。「Disney+」で配信予定となる、スター・ウォーズ初の実写ドラマ「ザ・マンダロリアン(原題:The Mandalorian)」だ。
新3部作で新たにファンになった世代も、プリクエル3部作からの世代にも楽しみなドラマだが、中でもオリジナル3部作のファンには堪らない。ドラマを手掛けるジョン・ファヴローによれば、本作は『エピソード4/新たなる希望』(1977)の魅力に迫るような内容となるという。それも、『マッドマックス』のようなテイストで。米The Hollywood Reporterに語った。
「『マンダロリアン』の主人公は見た目も良いし、宇宙船もあるし、オリジナル3部作に並ぶスケールがあるんです。オリジナル3部作のみならず、第1作(『新たなる希望』)の美学を喚起させたい。第1作の、第1幕です。タトゥイーンって、どんな場所だろう?カンティーナで何が行われていたんだろう?私が子供の頃から夢中になっているものですよ。『スター・ウォーズ』のダークでおっかない所が大好きでして。『スター・ウォーズ』における『マッドマックス』のようなね。」
同作は『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)と『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)の間を舞台に、戦闘民族マンダロリアンの孤独な旅を描く。名もなき主人公を演じるのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」や『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2018)のペドロ・パスカルだ。キャラクター像には、西部劇のヒーローや侍、クリント・イーストウッド、黒澤明からの影響が語られている。
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— Star Wars (@starwars) April 14, 2019
ドラマを手がけるのは、『アイアンマン』(2008)などの監督で、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ではハッピー・ホーガン役としてもお馴染みのジョン・ファヴロー。既にシーズン2に向けて脚本執筆中ということである。
ドラマ「ザ・マンダロリアン(原題:The Mandalorian)」は、2019年11月12日に米リリース予定の映像配信サービス「Disney+」で配信予定。
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Source:THR