【ネタバレ解説】「マンダロリアン」シーズン3第5話、激動の後半戦に突入 ─ 「反乱者たち」アノ人もサプライズ登場

この記事には、「マンダロリアン」シーズン3チャプター21(シーズン3第5話)『海賊』のネタバレが含まれています。

てんこ盛りのカメオ出演
まずはカメオ出演から振り返っていこう。新共和国のアデルファイ基地では、アニメ「反乱者たち」(2014-2018)からは、ゼブことガラゼブ・オレリオスが実写初登場を果たした。ゼブはラサットという珍しい種族であり、彼らも帝国による虐殺を受け、故郷を追われた歴史を持つ。戦争終結後は、新共和国成立の一員となったようだ。
ゼブがともに反乱軍時代を生き抜いたゴーストチームのメンバーとしては、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)で実写化されたドロイドのチョッパーに続いた実写化となる。年内の配信が予定されているドラマ「アソーカ」では、エズラ・ブリッジャー、サビーヌ・レンが登場予定であり、その予兆という意味もあるかもしれない。残るはヘラ・シンドゥーラのみとなる。
次のカメオ出演も、同じく基地のバーの中だ。テヴァの右側で談笑する3人のパイロット。彼らはシーズン1からの監督陣で、奥からデボラ・チョウが演じるサシュ・ケッター、リック・ファミュイワが演じるジブ・ドジャー、そしてデイヴ・フィローニが演じるトラッパー・ウルフの3人である。ウルフについては、フィローニのトレードマークであるハットを被っての登場となった。
3人とも今回が初登場というわけではなく、シーズン1の第6話でトラッキング・ビーコンを追い、ディンをだまそうとしたランの基地に攻撃するXウィングパイロットとしてそろって登場済みだ。引き続き制作陣も、仲良く楽しみながら撮影を行っていることが伝わってくる一幕となった。
マンダロリアンたちを待ち受ける運命とは?

さて、本題に戻るとマンダロリアンたちはついに団結しようと動き出した。ボ=カターンも第2話で同胞が理解に苦しむ理由で争い合ったことに心を痛めていたが、今回は皆が小異を捨てて大同につくことができるのか。
彼らを待ち受けることとなるのは帝国残党であろう。ボ=カターンが第2話で大量のタイ・インターセプターに襲われたことから、マンダロア星系周辺には帝国残党が陣取っていると考えられる。マンダロア奪還のためには、かつての仲間が乗るクルーザーが必要不可欠だ。

だが、敵は帝国残党に限らない可能性もある。形式上でもコルサントに報告が出された事件に関わってしまったことで、ネヴァロのマンダロリアンたちが新共和国から目を付けられることもあり得るのではないだろうか。戦闘を行う余力はないだろうが、厄介なお役所仕事で邪魔をしてくることも考えられる。さらにはモフ・ギデオン誘拐の容疑までかけられれば、本格的に対立関係に陥ってしまうだろう。
ついに手を取り合ったボ=カターンとアーマラーの行く先に注目したい。「マンダロリアン」シーズン3はディズニープラスにて独占配信中。