打ち切られた「ウエストワールド」テディ役、「失望している」 ─ 「完結できたらよかったのに」

HBOドラマ「ウエストワールド」がシーズン4で打ち切りとなった件について、テディ役のジェームズ・マースデンが失望を語っている。
1973年の同名映画に基づく「ウエストワールド」は、富裕層向けの体験型テーマパークで来場者をもてなしていた「ホスト」と呼ばれるアンドロイドが、やがて自我に目覚めて反逆を起こしていくSFサスペンス。マースデンはシーズン1&2でアンドロイドのテディ役として出演し、シーズン4で復帰を果たしていた。
米Rolling Stonesのインタビューで、マースデンは「ウエストワールド」の突然の打ち切りについて次のようにコメントしている。
「『ウエストワールド』の終わり方が失望でないと言えば嘘になります。どんな経験も感謝なしに語ることはないけれど、物語を完結させることができたらよかったと思います。僕は『ウエストワールド』のファミリーを愛しています。自分もファンとして、家で次のエピソードを心待ちにするような作品に参加できるのは、またとない機会でした。」
また、打ち切りの判断が製作費と視聴者数という2つの要素に起因することを理解した上で、マースデンは自身の考えをこう語る。
「高額な番組であることは、ちゃんと理解しています。大規模な番組は、その費用に見合うだけの視聴者を集めなければなりません。ただ、経済的な成功以上のものがあればいいなと思うんです。もしかしたら、どうにか完結させられる世界があるのかもしれない。それは希望的観測に過ぎないかもしれませんね。僕は、自分たちが望む形でこの番組を完結させる計画があったことを知っていますから。」
2022年8月に「ウエストワールド」シーズン4の放送が終了後、HBOは11月に打ち切りを発表。その背景には、親会社ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデヴィッド・ザスラフCEOによるコストカット戦略があるとする指摘もあった。「ウエストワールド」シーズン3は1億ドルの製作費を要した一方、視聴者数は著しく低下。シーズン1は1,200万人もの視聴者数を獲得したが、シーズン4では400万人まで減少していた。
ちなみに別の出演者であるルーク・ヘムズワースも、2022年11月に番組の終了について「残念だった」とコメント。自身の誕生日に打ち切りの知らせを受けて、「くそっ!(F**k! Dammit!)」と思ったと明かしていた。
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Source:Rolling Stones