MCU初のハロウィンスペシャルが企画中、コミック「ワーウルフ・バイ・ナイト」原案との米報道

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を手がけるマーベル・スタジオが、ラテン系スーパーヒーローを主人公とするディズニープラス(Disney+)配信のハロウィンスペシャル作品を企画していることがわかった。米The Wrapが第一報を伝えた後に、米Varietyも続いている。
詳細は定かでないが、マーベル・コミックに登場するワーウルフ・バイ・ナイトというキャラクターに基づいた作品になるという。ワーウルフ・バイ・ナイトは満月の夜になると狼男に変身してしまうキャラクターで、原作コミックでは2人存在する。
ひとりは1972年に「Marvel Spotlight #2」で初登場を飾ったジャック・ラッセル。狼人間の家系に生まれ、善行のために能力を発揮していくキャラクターだ。もうひとりは、2020年にブラック・アイド・ピーズのタブーらによって作られた「Werewolf by Night Vol 3」に登場するジェイク・ゴメス。ネイティヴ・アメリカンの子孫として、狼人間に変身してしまう能力に呪われたキャラクターという設定である。
本作に登場するのがどちらのキャラクターになるのかは定かでないが、報道によるとマーベル・スタジオが「30代のラテン系俳優のキャスティングに向けて動いている」という。2022年初頭に撮影開始とも伝えられている。配信時期は不明。
ハロウィンスペシャルという企画自体もマーベル・スタジオにとっては初の試みとなる。本企画がMCUのメインストーリーに組み込まれていくのかも現時点では分からないが、今後の続報には期待したいところ。ちなみに、MCUの新作ドラマ群にラインナップされている「ムーンナイト(原題)」に登場する主人公マーク・スペクター/ムーンナイトがコミックで初登場を飾ったのが「Werewolf By Night」シリーズだ。原作ではワーウルフとムーンナイトは対決している。今回のハロウィンスペシャルとの関係性やいかに……?